
【前置き】
この映画を見るきっかけとなったのは、人の狂気を見れるような作品を探していたことだ。
スピリチュアル的でも、非現実的でもない、本当に起こりそうな人間の極限の心理状態というのは見ていてハラハラさせるものがある。
俺はそれを求めていた。
【あらすじ】
ある日、自己現場に遭遇した主人公ルイスは事件や事故の映像を撮るパパラッチ、通称ナイトクローラーに出会う。映像が高く放送局に売れると知ったルイスは撮影機材と無線傍受器を買い揃え、さまざまな事件現場をスクープしに行くのだが、視聴率至上主義に突き動かされた彼は次第に倫理観から逸脱した行為に走る…
【感想】
どうして人間は狂うのか。
この問いかけに答えられる人は多くない。
特に人生を謳歌してる人間には。
主人公は孤独感や自己顕示欲求を満たせていなかった。それは金銭的にも人間関係的にも。
視聴率至上主義はきっと彼の心を満たすものであった。
『人からの注目』『成果にあった報酬』『自分が認められる仕事』
全て彼の人生に足りなかったもの
人は何かが満たされた時。更なる欲求の渦に飲み込まれていくのだろうと思った。
人間の欲求とは。報道の在り方とは。
人間性と社会性のどちらにも深く問いかけるそんな作品であった。
【最後に】
この作品は、人間の狂気を描いた映画を観たい人はもちろん。
自分に何か足りないと思ってる人に観てもらいたい。
本当にそれを手にいれる必要がありますか?
それを得たあなたは本当のあなたですか?
もしかしたら人間は何かが足りないからこそ人間なのかもしれない。