上場廃止基準 抵触相次ぐ | アベイルブログ

上場廃止基準 抵触相次ぐ

9日の日経金融新聞に「上場廃止基準 抵触相次ぐ」という記事がありました。


(日経金融新聞より)

「新興株市場で、株式時価総額の低迷で上場廃止基準に抵触する企業が増えている。9月末以降、4つの新興市場でそれぞれ1銘柄が基準に抵触。業績不振や新興株相場の低迷で時価が下落したことが要因。企業は一定期間内に時価総額を回復させる必要があり、早急な対応を迫られることになる。」


上場企業は、上場時に証券取引所や証券会社により上場企業として適格かどうかの審査を受けますが、上場後は増資時や市場を変更する場合などを除き、基本的には直接審査されることはありません。


しかし、市場として一定水準の質及び流動性の保持を目的として、一定の基準(上場廃止基準)を設けています。この基準に抵触し上場企業として不適格と判断された場合は、市場から退場することが求められます。


上場廃止基準には、市場によって異なりますが、株主数、株主分布、時価総額、債務超過、虚偽記載、不適当な合併(未上場企業が上場企業と合併するし、審査を経ずして上場会社となるような場合(いわゆる裏上場)など)、売買高、倒産などの項目があります。基準によっては改善のための猶予期間が設けられており、一定期間で改善が見られなければ上場廃止となります。


新興市場の設立により、上場のためのハードルが下がった分、今後は退場を求められる企業も増えてくるものと考えられます。


(参考)

■上場廃止の猶予期間などに入った新興市場銘柄(重複上場を除く)

社名/市場(J:ジャスダック、M:マザーズ、H:ヘラクレス、C:セントレックス、Q:Qボード)/理由

フリード/J/時価総額

佐渡汽船/J/債務超過

タスコシステム/J/債務超過

ディーワンダーランド/J/不適当な合併等

AS-SZKi/J/不適当な合併等

LTTバイオファーマ/M/不適当な合併等

アドバックス/M/不適当な合併等

シー・エフ/M/時価総額

シーフォーテクノロイー/M/債務超過

エルゴ・ブレインズ/H/時価総額

コムシード/C/不適当な合併等

TRUCK-ONE/Q/時価総額

(日経金融新聞より)


■上場廃止基準

東京証券取引所 1部・2部

マザーズ市場

ジャスダック証券取引所

ヘラクレス市場