『イーオン・フラックス』映画鑑賞。2411年地球はウイルスで99%の人類が死滅するが、治療法が発見され、2415年現在、500万人の人類はブレーニャという壁に囲まれた都市で生活している。人類は今が最高の栄華を迎えた文明世界に生きていると思っている。しかし、街では人が突然消える事件が多発。政府はその事態をひた隠しにしている。人はそれを見て見ぬふりをする。反政府組織である「モニカン」が独裁政府を打倒しようと、政府の内部に侵入する。ちょっとチープな近未来SFアクションかと思いきや、中盤で大きなテーマが明らかになる。生命の誕生、生命の意味、死の意味、その他現代の医療が抱えているいくつかのテーマについて内省を促す作品。お薦め。