『マッド ガンズ』映画鑑賞。近未来。核戦争後の荒涼とした砂漠が舞台。冒頭、主人公は自分の井戸を狙ってやってきた男達を銃殺する。主人公はティーンエイジャーの息子と娘の3人暮らし。妻はある事情で別の所で生活している。世界はどこも水不足。配給品売買や家庭菜園の収穫などで生計を立てているが、暮らしぶりは裕福とはとても言えない。この世界で最も貴重な水は、大規模企業の農場に配給され、主人公のような家庭菜園程度のところには配給されはしない。困窮する生活を強いられる毎日。そんなある日、ある人物のために、主人公は配給品を州境で違法にさばいていると近隣の人々に疑われてしまい、反感と恨みを買う羽目になってしまう。その後、思わぬ展開となり物語は大きく動き出すのだが。荒涼とした砂漠と世界観。静謐でありながらも全編を貫く殺伐としたムード。結末は果たしてどうなるのか。着地点がなかなかわからない、登場人物たちの必死のサバイバルを描く。