『シー・サバイバー』映画鑑賞。2010年5月、ソマリア海域でロシア船がソマリアの海賊に襲撃される。救出に向かうロシア海兵隊だが海賊の反撃に遭い、あえなく撤退せざるを得なくなる。その際に、主人公である海兵隊の大尉が船に取り残され人質となってしまう。乗組員はいち早く機関室に閉じこもり、とりあえず難を逃れているが、人質であることには変わりない。船は天然ガスを積載しており迂闊に銃器を使えない状況にある。身代金を要求する海賊。再度救出に向かうことができるか、あるいは海賊の要求に屈するのか。船に残された大尉と乗組員、海賊、海兵隊、政府それぞれの思惑が交錯し、緊迫感あふれる展開となる。実際に起こった事件を元にしており、また撮影にロシア軍が全面的に協力しているだけあって、実にリアリティのある作品となっている。海賊行為がテーマの海上アクションの秀作。お薦め。