『レインメーカー』映画鑑賞 | うさぎくんのお薦め映画ブログ

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『レインメーカー』映画鑑賞。主人公は司法試験をこれから受けようとする若き弁護士志望者。ロースクールを卒業したがコネが無く、3年間法律事務所で働くこともままならなかったが、縁あって悪徳弁護士が所長の弁護士事務所に就職する。酸いも甘いも噛み分けた所長と先輩の元で案件を処理する毎日。情熱に溢れるが、経験は乏しい主人公が白血病に苦しみながら、保険会社から正当な保険を受けられなかった若い男性とその家族のため相棒とともに知力を尽くして戦うとともに、DVを受けている女性との関係を軸にストーリーは展開していく。派手な場面や展開はほとんどない。原作は法廷物を書かせたら当代随一の名手、ジョン・グレシャムの「原告側弁護人」。ハードカバー二段組で550ページを超える原作を上手く過不足なく映画化しているのには感心した。ストーりーは文句なく素晴らしく、今年観た映画の中でも傑出した部類に入る。人物造型と描写にも優れた作品である。お薦め。