『アントマン』映画鑑賞

『アントマン』映画鑑賞。主人公はある犯罪を犯し刑務所に収監されていたが、刑期満了となり出所してきた。別れた妻と娘がいる。元妻は再婚し娘の親権を持ち再婚している。主人公は娘の養育費が払えずにいる。刑務所に入っていたことが仇となり、なかなか働き口がない。そんなある日、良からぬおバカさん仲間から情報を得て金持ちの家に侵入し金庫から金を盗もうとしたが、金庫の中にあったのはバイク用の古いスーツだった。がっかりする主人公。好奇心にかられ、そのスーツを着るや否や、1.5センチの大きさになってしまう。訓練次第で実際の身長以下なら自在に大きさが変えられる特殊なスーツのようだ。どうやらある研究者が何らかの目的のために開発したものであることが次第に分かってくる。そして、主人公はある大きなことを阻止する任務を背負う羽目になってしまうのだが。荒唐無稽な設定だが意外にもとても楽しむことができ、どこかカッコいい。ややコミカルながらも適度な緊迫感とアクションシーンのハラハラ感。ストーリーもよくできておりテンポもよく、退屈することなく最後まで観ることができる。心にどこか未解決な課題を抱えるアメリカンコミックのヒーロー像、マーヴェルシリーズにはおなじみのキャラ設定。『アベンジャー』シリーズともリンクする世界観。映画史上、最小の（たぶん）ヒーロー。エンドロールの途中と最後に、短いが意外なシークエンスがあるのでエンドロールが出始めても見続けることをお薦めしたい。