『フランス映画のように』


リンクの通り、オムニバス4編の短編集。


設定としては娘4人を呼びつけて「3日後に安楽死の予定だから財産分与する」と宣言する母の"A time to leave."が 1番インパクトが強いだろうか。

占いで余命100日を告げられる"A remaining time"もそうだが、短編だけに若干のアイデア倒れ感はある。

特に、表題作の"Like a French film"は若干の説明不足で、「周りが何を言おうと本人に惚れたきっかけかある」という話が妄想多めという主人公の設定と競合しており、視線が定まらない。


とはいえ、アイデア勝負でも星新一っぽいオチ勝負ではなく、設定から登場人物を自由にフラフラさせる方向に行くのは映画のスタイルとしと好き。


単に「続きを観たいぜ!」といつ話なのかも。