『ボーンズ・アンド・オール』


何よりも、偶然にもDUNE2の直後に別のティモシーを見られた幸運。

ホラーというラベリングはあまり気にしなくてよかったのがありがたい。



密かにカニバリズムを働く少女が、同類へ手引きする謎の老爺を通じて彼らの「臭い」を嗅ぎ取れるようになり、ついに通じ合う青年(ティモシー!)と出会い恋に落ちる。

紆余曲折の末に迎える美しく文学的な結末もさることながら、若い2人にのみフォーカスして青春映画に終わることなく異常者としての孤独を最後にもう一度持ってくるところが題材への審査さを感じさせて好ましい。


オースティンの書いた東京喰種みたいな、そんな感じ。