『アイム・ユア・マン』


恋愛用(配偶者用)ロボットの開発実験に関わる女性が、イケメンのロボットと生活していく中で過去のトラウマと向き合い、誰かと生きていくということの意味を問い直していく。


ドイツ公開が2021年でたったの3年前なのだけれど、chatGPT以前だなというのを強く感じさせる。

なんというか、ロボットのイメージが「正確さ」とか「厳密さ」にあって、そういうぎこちなさの中でなあなあに行われる「人間」同士のやり取りが見直されるという流れ。

現実に訪れたのは正確性よりも寧ろもっともらしさだったわけで、どうしてもそういう後知恵でナイーブなロボット観に引っかかってしまった(ドイツ映画なので普通のドイツ人像問題もありそうだけれど)。



あと、突然回想シーンに解像度ガビガビの昔の画像を放り込むのもなんかドイツ人っぽくて笑ってしまった。

そこのリアリティいる?というか、本人が回想したら解像度は関係ないやろと。


なーんかそういうドイツ人らしさみたいなのに当てはめて楽しむ感じなのかも。