2024年7月29日(月)は予定していた深見歴史の森トコロジストの

夏の遠足です。

 

おことわり:同行した仲間の皆さんが撮影した写真も使わせて頂き

ましたのでご了承ください。

 

今回は北八ケ岳の白駒池と麦草峠への日帰り遠足になります。

八王子駅発7時30分のJR特急「あずさ1号」に乗って、茅野駅に

到着すると、登山の姿のお客ばかりが降り立った。

【八王子駅のあずさ1号】

【JR中央線茅野駅に到着したあずさ1号】

何かユニークなバスが来た。メルヘン街道バスとある。このバスには

乗りません。

【メルヘン街道バス】

茅野駅前でアルピコ交通のバス9時35分発に乗った。運転手さんが

ユニーク、乗客の便利性を考えて、色々と世話を焼くのだ。

【このバスがアルピコ交通バスで麦草峠行】

白駒池入口に到着すると、そこには広い駐車場があり多くの車が駐車して

あった。有料トイレそして案内所があった。

有料トイレは50円です。たまたま自分は50玉が有ったので後ろの人が

「すみません、その50円下さい、100円入れますから」と。

なるほど、50円玉を持っていない人はどうするのかな。

【白駒の池入口駐車場】

【白駒の池入口バス停にある管理事務所兼お土産屋】

白駒の池入口から山道に入る。かなり広い登山道で、立派な角材が敷き

詰められた道だ。ここは「白駒の森」と命名された森で、周囲は自然

休養林、地面は一面苔むした風景が広がる。

【白駒の池入口】

【登山道は立派な角材を敷き詰めたものだった】

【原生林の中を豊富な苔を観ながら歩く】

【原生林】

原生林はコメツガ、オオシラビソ(アオモリトドマツ)、トウヒ

(エゾマツの変種)等である。

苔むす林床にはエチゼンタチバナ、コバノイチヤクソウや珍しい事に

ギンリョウソウも顔を出していました。

【エチゼンタチバナ】

【コバノイチヤクソウ】

【ギンリョウソウ】

白駒の池は神秘に包まれた池でした。

これからこの池を一周します。普通の歩きだと一周は30分です。

【白駒の池】

白駒荘なる山小屋で、記念写真を撮り、ある人は寒暖計が有ったので

写真を撮り、気温を観ると23.5度Cでした。下界は今日も相当暑い

との話ですが、ここは別天地で涼しい。

【白駒荘の前で記念写真を撮りました】

【寒暖計が有ったので気温を観ると23.5度C】

駒池荘の離れ小屋のベンチを使わせてもらい昼食としました。

【ランチです】

その後は木道を「モクモク」と歩き、もののけの森に来る。

ここは苔の森の1つで、この辺りの風景がジブリ映画に出て来そうな

神秘的な森なのです。

【木道を木・木(モクモク)と歩きました】

【もののけの森】

【もののけの森付近でも熱心に観察を続ける】

ここに東屋が有ったので一休み。その先に歩行を進めると、テントが

沢山張ってある場所に出た。青苔荘の山小屋に併設されたキャンプ場である。

オートキャンプ場では無いのでテント一張で一杯です。

自分はこのキャンプ場は今一だなぁ~。

【この東屋で】

【テント場が有りました】

この辺りでも高山植物を観る。コバノイチヤクソウ、キバナノ

ヤマオダマキが有りました。

【コバノイチヤクソウ】

【キバナノヤマオダマキ】

そこから更に白駒の池周回を続けると、途中に珍しい植物があった。

これは後で仲間が調べると「タケシマラン」と云うらしい。

赤い実が美味しそう。

【タケシマラン】

白駒荘手前まで来た。これで白駒の池を一周したことになる。

これから、白駒の池入口付近まで戻り、入口手前で右に入ると

これから麦草峠に向かう。

【麦草峠に向かいます】

道は相変わらず木道だが、少し歩くと

樹林帯を出て、青い空が見えるが、直射日光で暑い。

この辺りは「白駒の奥庭」と云う。

【白駒の奥庭】

ハクサンシャクナゲが未だ残っていた。

又、樹林帯に入ったが、道は平坦である。「黒曜の森」に入る。

道を歩いていると黒曜石の破片が沢山落ちていた。拾ってみた。

あの黒曜石だった。縄文人が好んで使った石、そう言えば、この八ケ岳

近辺は黒曜石が産出する場所で有名だ。

1個をそっと持ち帰ったが罰が当たるかな。

【黒曜の森】

【これは黒曜石です】

再び樹林帯を抜けると、遠くに麦草ヒュッテが観えて来た。

この辺りから高山植物が沢山観る事が出来る。

鹿から植物を守るための柵まで作っている。

【遠くの山が懐かしい】

【麦草ヒュッテが観えて来ました】

【鹿よけ防護柵を開けて進む】

野草園なる囲いがあって、入園するには200円を無人料金箱に

入れて入るが、ここでは色々な高山植物を観る事が出来た。

【ここが麦草峠です】

【野草園 200円の入園料が必要です】

【ウツボグサ】

【クガイソウ】

【ツリガネニンジン(ヒメシャジン)】

【麦草ヒュッテ トイレ借用は有料です100円】

さて、そろそろ帰る時間だが、この麦草峠から出るバスは15:20発

ここで40%の乗車率、そしてこのバスは今朝我々が降車した

白駒の池入口まで行き、ここで更にお客を拾う。

【麦草峠バス停】

満席になり、座れない人が若干いて、運転手さんが云う

「床に座って下さい」。

途中から乗ってきた人は一人だけである。

茅野駅に向かった。約1時間10分程度掛かる。

【茅野駅前に無事に到着する】

茅野駅付近の標高は800mなので多少暑いが東京ほどでは無い。

あずさ46号の人となり家路に就いた。何か、ここ長野県まで

来たので泊まっていきたい思いに捕らわれた。

やはり、東京は暑い。

お疲れさまでした。