昔、技術職の夫に、仕事をするとき、
どのように進めていく?と聞いたことがある。
「俺は簡単な仕事から先に手をつけていく。
手のかかるもの、難しいものは後回しにする。仕事にもリズムがあるから。
テストだって簡単な問題から解けって言うだろう?」と言っていた。
そう、優先順位。
私も簡単なものから手を付けていく。
仕事にもリズムがある。
なるほど〜。
私は難しいことから手をつけると、そこで思考も流れも止まってしまい、無駄に時間を費やすことがある。
簡単なことから始めると、スムーズに取り組むことができ、そのリズムに乗ったまま少しずつ難しいことに取り組んでいく。
特に面倒なことは一度手放す。
別途取り組むこととする。
そうすると、結果トータルでかかった時間も短く済み、結果も出やすい、ということが自分の経験上ある。
職種の違う夫も同じ考えだった。
先日、休日出勤して、ずっと後回しにしていた仕事に取り組んだ。
普段、複数の案件を抱えながら、手の空いたときに考えていたが、なかなか思考が巡らない。
リズムに乗れず、ゴールに辿り着けない。
休みの日に出社して、その日は他のことは何も考えずに、一つの問題だけにじっくり取り組んだ。
シンプルに考える。
すると段々と頭がまわり、閃き、サクサク作業が進んだ。
「面倒なことは後回し」というのは、私にとっては理にかなっている物事の取り組み方。
仕事でも勉強でも、何事も。
夫と私は、仕事の業種も職種も異なり、性格も真逆だけど、技術者として評価の高かった夫の経験に基づく意見は、やはり参考になる。
プライベートでは笑っちゃう癖のある夫だけど、尊敬できる面も多かったよ。