今回のディズニーシーで行った場所とかアトラクションには、私たちにとってちょっと意味があって。
ちょっと重い話です。
去年の夏の終わり頃、私の母に病気が発覚。
その時にはもうすでにほとんど出来ることはない状態でした。
一縷の望みをかけての治療をしたとしても、数ヶ月延びるかどうか。
早ければ3か月持つか、長くても年明け。そんな状態でした。
そんな母が望んだこと、それが私の姉とそのパートナーと私たち家族みんなでディズニーへ行くこと、でした。
ちょうど秋に姉たちがこちらに来る予定があったので、その時にみんなで行こう、ということに。
日帰りだと体力的に辛いだろうから、奇跡的にとれたミラコスタも予約して、レストランも予約して、スケジュールも余裕持たせて。
直前まで入院してたけど、母がどうしても行きたいから、と先生に話したりしてそこに合わせて退院して自宅療養へ。
どっちにしても、このご時世で入院していられなくて自宅で過ごさなくてはいけなかったので、退院までに家の中の環境整えたりして準備万端。
ケアマネさんに相談したりして外出用の介護用具レンタルしたり、万が一の時のための対応とかを訪問診療の先生から教えていただいたりしてディズニーシーへと向かいました。
そして、舞浜に到着してから、シェフミッキーに行ってみんなで写真撮って。すごく良い写真で、しっかり飾ってあります。
シーへ行ってから、パーク内を車椅子でお散歩したり、抽選で当たったビッグバンドビート見たり、ホテルのお部屋で少し休憩を挟んでから、花火を見にアラビアンコーストへ。
キレイな花火を間近で見られて、みんなでキャイキャイしながら写真撮ったりして、スチーマーラインで戻ろることに。
そうしたら乗った船がこの日の最終便。そして船に揺られながら母がポツリと、これで最後か、って。
次の日は朝もゆっくりで、チェックアウトギリギリまでお部屋にいて、予約していたオチェーアノでランチ。
母はあんまり食べられなかったけど、美味しいねって。
姉たちは飛行機の時間もあるし、ミラコスタでお別れ。
帰宅した次の日は元気にあちこち電話したりしていた母だったけど、その翌日は朝から元気がなく支えても立てない状態。
そしてその日から約一週間後、母は姉と私にの手を強く握って旅立ちました。
病気が発覚してから2ヶ月ちょっと。こっちは心の準備なんて出来ないまま。
そして母を見送って2ヶ月が過ぎてやっと気持ちに整理がついてきたかな。
そんな母との最後の思い出の場所でまた花火を見たくて。
子供も、ばあばもまた一緒に見てるね、きっと。なんて言ってました。
母へありがとうの気持ちを込めて
次はまたディズニーの話に戻ります