はい、今日はウォータースポットについて書きます。

 

 

目次

①ウォータースポットとは?

②修復方法とは?

③原因は?

という内容で解説していきます。

 

 

①ウォータースポットとは?

一言でいうと、塗装が凹む現象です。

↓↓塗装が陥没し、クレーターが発生した写真です。

塗装にピンホールのような凹みができたり、

いびつな形の凹みができたりする現象のことをウォータースポットといいます。

よく勘違いされがちですが、イオンデポジット(水垢)とは違います。

 

 

②修復方法は?

一度ウォータースポットができてしまうと、簡単には修復できません。

酸性の溶剤を使って消えるようなものでもないです。

唯一の修復方法は、研磨しかありません。

軽度のウォータースポットであれば、くぼんでしまった底の高さまで周りの塗装面を研磨して高さを合わせることができれば、ほぼ消すことが可能です。

だがしかーし!

結構がっつり研磨しないと消えない場合がほとんどです。

ウォータースポットができている場合、これを完全に消すか、目立たない程度までに留めておくのか、オーナー様と相談して判断する必要があります。

 

 

③原因は?

ウォータースポットができる原因は、酸性雨による塗装面の酸性化です。

 

酸性雨は日本中で降っています。

5.6ph以下の雨のことを酸性雨と呼びますが、気象庁による日本の降雨の平均値は4.7phとの事なので日本で降っている雨は基本的に酸性雨ということがいえます。

 

この酸性雨がボディに蓄積することによって塗装面を軟化させ、塗装の架橋結合を分解してしまうことによります。

 

水道水や井戸水がボディやガラスに付着してそのまま蒸発すると、イオンデポジット(水垢)が白くウロコ状にこびりついてとれなくなりますが、これとは異なります。

雨垢は白くなりにくいので目視で確認しにくいところが厄介です。

雨水はシミにならないからほっといて良い、というのは注意が必要です。

洗車の頻度が少ない方や、ガラスコーティング施工車は特に要注意です。

 

よく勘違いされますが、

『ウォータースポットの原因は撥水した水滴が太陽光によりレンズとなり塗装面を焼いて陥没させる』

というような文面をよく見かけますが、そんなことは起こり得ません。

レンズ光学的な話しによると、水滴がレンズになることはあっても、焦点が塗装面になることは考えられないそうです。焦点は塗装面よりももっと奥になるので塗装焼けを起こすほど温度が上がることはまずあり得ないとのこと。

 

もしも水滴が太陽光によりレンズとなり塗装面を焼くのであれば、塗装面よりも熱に弱そうな私の体は火傷だらけになっているはずです。

私は夏場にビーチなどでオイルを塗って撥水状態になった塗れた体で寝転がって、サンサンと太陽光を浴びながらそのまま水分が蒸発して乾いたことが幾度となくありますが、皮膚が焼けて穴が空いた経験などありません。

 

 

以上、今回はウォータースポットについて思いつくままに綴ってみました。

また次回もお楽しみに!

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

 

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