以前から待ってもらっていた修理依頼のC92改
CB92使用が入庫しました!

長年かけて部品を集めて製作したらしい・・・
タンクシートなど本物のCB92のパーツだそうです!



バックステップやチェンジペダル・キックペダル
ブレーキペダルもCB92のものに変えられている!


タコメーターギヤユニットもつけられている!

今回の修理内容は充電不良で、自分でもチャレンジして
ジェネレータやセレンも交換したらしいのですが、
直らないので持ち込まれました。

取り敢えずどこが悪いのか点検します。
まずはオーナーが持ってきた新品バッテリーに交換して・・・


電気廻りの作動チェックをします。

セルが回らない以外はすべて作動します。

充電量を点検します。
メインスイッチをONにして6.6V、エンジンをかけても
変わりません。

エンジン回転を上げると、点火に電気を取られて
6.4Vに下がります、まったく充電していません。

セレンを確認しようとしたら、その前にセルスターター
スイッチが熱くなっているのを発見!
メインスイッチをONにするだけでカチッと電源が入ります!

セルスタータースイッチの配線を外して・・・

もう一度、充電量を点検します、
エンジンを始動して6.9V、少し上がりましたが・・・

エンジン回転を上げると6.7Vに下がります。

外装を外して、まずはスタータースイッチのショート
の原因を探します。

スタータースイッチを外して・・・

点検・・・
黒い線にはプラス電源が流れていて、黄色の線がセルボタン
でアースされるようです。

セルの配線がハンドルの中を通っているので、ここが怪しい!

分解してみたらハンダが外れていて、巻き付けられていた
絶縁テープが、剥がれていました!

むき出しになっている同線がハンドルに接触して
セルスイッチがONになったままだったようです!

セルモーターはおそらく焼き付いていると思われます。

一応、プラス電源を直結してみましたが、やはり
全く反応しません!

後日、セルスイッチの補修をしてから充電系の修理をして
直ってから、セルモーターをどうするかオーナーと相談
しようと思います。

 

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