通常、
車のサスアームを交換したら、
公認改造車検（構造変更）が
必要となるのはご存知の方も
多いと思います。
ところが、
86とBRZとでは、
トヨタとスバルの
型式指定の内容が異なるため、
両車で取り扱いが異なります。
結論から言うと、
86では構造変更申請が必要ですが、
BRZでは不要となります
（これは現行BRZも同じです）。
その理由（わけ）は、
86は「ロアアーム」として
型式指定を受けてますが、
BRZは「ラテラルリンク」として
型式指定を受けているからです。
つまり、
「アーム」だと道路運送車両法の
「重要保安部品」に該当するため、
構造変更申請が必要ですが、
「リンク」だと同法の
「指定部品」に該当するため、
何の申請も不要なのです。
兄弟車で同じ車体なのに、
パーツの「呼び名」が違うだけで
車検の扱いが異なるなんて・・・
ま、法律上、仕方ないですね。
ただ問題は、
この事実を知らない車屋さんが多いため、
間違った取り扱いをして、
ユーザーに余計な手間とお金を
使わせてしまうケースが少なくないことです。
しかも、更に困ったことは、
この事実を知らない運輸支局も
少なくないことです。
これを知ってる車屋さんが
これを知らない運輸支局に行っても、
車屋さんがきちんと説明すれは、
運輸支局が調べて万事解決しますが、
これを知らない車屋さんが
これを知らない運輸支局に行った場合・・・
必要の無い構造変更手続きをさせられ、
間違った車検を受けてしまうことになります
（実際これは相当数存在します）。
そして、その必要の無い費用は
ユーザーが払うことになります。
BRZにお乗りの方で、
サスアーム（リンク）を交換して
構造変更車検を受けている方は、
今一度ご確認ください。
不安な方はワタクシに
ご相談くださいね(^^)
#brz #brz車検 #構造変更 #サスアーム
