西部邁先生が、
介護されながらの人生はいらないと
自決してから1年
西部邁先生の教えの中で
記憶に残っていること
生死観無き
生命至上主義とは?
普通はこんなこと勉強しないよね。
今のコロナパニックが、
まさにこれ。
生命至上主義を簡単に説明すると、
法律を含む人間界の法則として、命がすべて。
誰の命でも人の命が一番大事なのです。
「10人が怪我するより、10人が破綻するより、1人が死ぬことの方が悪い」ことだと思っているのではないでしょうか。
では100人ならどうか。1億人ならどうかということを考えない。
「死」は社会的タブーであり、それを見たくないし責任を取りたくないというのが世間の本音でしょう。
90歳の人をあと数ヶ月生かせるために
全てを優先させるのが、生命至上主義
逆に
QOLってのもあって(クオリティ・オブ・ライフ=生命の質)
90歳を91歳まで生かそうとせず、1年間のQOL(クオリティ・オブ・ライフ=生命の質)をちょっとではなく、81年間のQOLを著しく向上させればいい。
生命至上主義とは
前者を偏重しているのです。
生命至上主義には欠陥があります。
命は神秘たるものだと思いますが、だからこそ代償を考えずに命をかたっぱしから助けようとしてはいけないのです。
すべてをひっくるめて考えないといけないのです。
その代償が、一つ以上の命であることが多いのだから。
コロナで岐阜県で1人尊い命が失われてしまいましたが、3月、岐阜県で5人の踏切自殺がありました。
もちろん、この自殺がコロナとは直接の関係はないです。
そして、DV 、虐待によって尊い命が失われています。
それらの尊い命が、残念ながらコロナの死者より
多くなっている日本の現実を世間は知らない。
つまり、
コロナの高齢者の寿命を伸ばす為に
勤労世代が犠牲になっては
いけないと言うこと。
きっと、
こんなことを書いたから、
私のことを
酷い人間だと思うでしょう。
しかし、
普通の人は
生死観
生命至上主義なんて
考えたこともないはず。
まぁ、西部邁先生の
生き方が良いとは言いませんが、
人間必ず死ぬから
いつ死んでもいいくらい
懸命に今一瞬を大切に生きると言うことが、
尊いという教えなのです。