ベストアルバムのタイトルは「ayaka’s History 2006~2009」。06年のデビュー曲「I believe」から09年の最新曲「みんな空の下」までシングルA面(配信限定曲を含む)と、コブクロとコラボした2曲の計16曲を発表順に収録(通常盤)。
2枚組みとなる限定盤のもう1枚は、絢香さんが希望しファン投票で決定。カップリング曲と2枚のアルバムから投票数の上位10曲を収める。2枚のCD売り上げとダウンロード数の累計は“2000万枚”の豪華盤だ。
抜群の歌唱力と心情をストレートにつづった歌詞が持ち味。ライブでは同世代の男女を中心に、親子や年配客の姿も。大阪弁のトークで和ませ、客とかけ合うこともしばしば。デビューしてから、目標とする「人の心に届く歌手」になる夢をかなえてきた。
4月に水嶋クンと結婚報告会見を行い、夫のサポートとバセドー病(自律神経の調節や新陳代謝を活発にする働きの甲状腺ホルモンの障害)の治療に専念すると発表。活動4年半の集大成アルバムを置き土産に、年内をめどに活動休止に入る。
現在はベスト盤の取材を中心に、体調を最優先しながら仕事に臨んでいる。8月はオーケストラ共演コンサートと2つのライブイベントに出演予定だ。
絢香さんは「自分がベストアルバムを作れるほど曲を届けてこられたんだなあと感慨深い思いです。作品を振り返るとなつかしい気持ちになったり、若いなあと少し照れくさかったりもします。受け取ってもらえたらうれしいです」。ファンが選ぶ限定盤については「みなさんと作り上げられるのを楽しみにしています」と話している。