まだヤフージャパンもありませんね。(笑)
ボクは22歳
初任給が20万弱
でもボクは、毎日フェラーリの事ばかり考えていました。
どうしたら買えるんだ??
どうしたらモデナの剣のように
うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ~~
とフェラーリに乗れるんだ?
ゲンロクなどの雑誌の広告にフェラーリは一千万以上してました。
こんな安月給では、絶対に買えぬ。
親の援助は一切ありません。
今すぐ毎月50万くらい稼げる仕事はないのか?
フェラーリに乗れる仕事はないのか?
うん、、、?
フェラーリに乗れる仕事、、、
あるかも?
あるぞぉ~
ショールームにいつもフェラーリが沢山あるアソコで働けないか?
そう思ったボクは早々フェラーリが沢山ある巨大なビルに向かいました。
漫才師を夢見る者が、ビートたけしの家に弟子にして下さい。
弟子にしてもらえるまで諦めません。ココで毎日待ちますと言った、ラッキョと同じ心境でした。
ボクは何を話したかよく覚えていませんが、とにかく、熱意は伝わったようで、いつでも来いと言われてしまいましたのデス。 (^^)
速攻で勤めていた会社にサイナラァ~と 辞表を出して翌日から、
よろしくお願いします!!
と
スーパーカーオートの門をくぐった。
出社1日目
自己紹介もないまま、
先輩 「おい新人」
ボク 「ハッ、 ハイ」
先輩 「予備検行くぞ」
ボク 「予備検、なんじゃそら??」
先輩 「二階のフェラーリ下ろしてこい」
ボク 「ハッ、ハイぃ~♪ 」
二階は そりゃまぁ、恐ろしい光景でした。
(わかりやすく言えば 全盛期のアートさんの光景です。)
フェラーリがうじゃうじゃと、、、F40 TR BB 328やテスタ たくさんの348
マジか!!
ボクは予備検に行く 黄色の348に恐る恐る乗りました。
フェラーリのエンジンに生まれて初めて火をつけたのです。
恩人専務が、ひょっとしたら、ボクがフェラーリを好きな事を配慮してくれたのかもしれません。
とにかく
このビルを訪れてから数日後ボクは、ホントにフェラーリを運転したのです。
今だから言えますが、レッドゾーン手前までキッチリ回しました。
このままコイツとなら墓に入ってもかまわないぜ。
348の狂おしいエンジンに死ぬほど感動しました。
売り物だろって思われるでしょうが、誰だってこの状況 ガマンできるわけないと断言します。
この日から
毎日
毎日フェラーリを洗車したり予備検を受けるためにへんちょこな改良をしたり、業者様に車を納車したりしてました。
ホント沢山のフェラーリ達と過ごしていました。
ところで、
それでアンタ、フェラーリ買えたの?
安く手に入ったのか? 半額とか?
給料がめっちゃ良かったのか?
まさか、盗んだのか?
など、想像は膨らむ事でしょうが、それから どうやってボクがフェラーリを何台も手に入れる事が出来たのか?? については後日アップします。
そう 清水草一が、横浜で真っ赤の348を前に そのフェラーリ下さい! と言った半年後の出来事でした。