始まると、人はすぐに死ぬ。
そんな大事なことなのに、なぜ始められたのか分からない。
戦争が、そういう理不尽な「現象」だということを描いたのが当作品です。
会社員である北原(江口洋介)と、戦争を遂行する立場の町役場職員の香西(こうさい)瑞希(原田知世)を中心に、話は展開します。
前半は、街同士の戦争に巻き込まれていく奇妙さを描き、後半は徐々に現実となって襲ってくる恐怖を描いています。
実際、戦争は遠い国ことだったりで関係ないと思っているが、実際にはそう思い込んでいるだけで、皆が戦争に参加しているのです。(というようなことを、登場人物が言っていた
)
ディズニーランドが通常運営しているかと思えば、地球の裏側で戦闘行為を行うような国もあるわけで。
これも、思えば不思議な話です。
急に近くの人間が死んで、やっとこれが現実だと知る。
大きな国ではなく、狭い街同士での戦争を舞台にすることで、さらに奇妙に見えてきます。
しかも、戦争遂行のためには、他人どころか自分にも嘘を付くわけで。
それもまた、テーマとして存在します。
そして最後は……戦争という現実は、二人をあざ笑っているかのようですね。
香西の弟役で、瑛太が出ています。
顔にペイントされている平和のシンボルマークは、フルメタル・ジャケットのオマージュでしょうね。
となり町戦争 [DVD]/江口洋介.原田知世.瑛太.菅田俊.飯田孝男.余貴美子.岩松了.小林麻子
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