チャールズ・リンドバーグの自伝的映画。

 タイトルの言葉は有名ではないでしょうか。


 リンドバーグは、大西洋無着陸横断を行う前は、郵便飛行士でした。

 この物語でも随所に描かれるところですが、当時の飛行機は非常に低い評価の乗り物でした。


 飛行機というものが、まだ一定の評価を得ていなかったのです。

「ナイアガラを樽で下った男がいたが、それは樽業界の売り上げに貢献したか?」

 リンドバーグが出資を頼んだとき、投資家に言われた言葉(映画内で)です。


 しかし彼は熱意で説き伏せます。彼には飛行機が、主要な乗り物となる確信を持っていたからです。

 実際、アメリカとヨーロッパ間の横断レースには、複数の航空チームが名乗りを上げていました。


 エンジンが一個の飛行機で、副操縦士も連れずに飛ぶ。

 それは睡魔と40時間戦いながらの飛行となります。


 頭が働かず、地図が読めない。相談できる人もいない。

 操縦をミスれば、死ぬドクロ


 極限状態の飛行を乗り切ったとき、飛行機の持つ可能性を世界が認識しました。

 それほど大きな出来事だったわけです。

 逆に、太平洋横断を初めてやった人は、これと比べて話題にはならなかったそうです。実際、知名度も低い。

 日本から飛び立ったんですけどね(アメリカ人ですが)。


 「音の壁」初突破のチャック・イェーガーなんてのも、もう距離の記録ではなくなっています。


 これからできそうな新しい飛行記録は、高高度記録や高速記録ぐらいでしょう。

 もっとも、宇宙に行ける時代に高高度記録と言うのも価値が低いですが(笑



 さてこの映画。パリの灯が見えたとき、リンドバーグはタイトルの言葉は言っていません。

 巻き戻してまで確かめたんですがね(苦笑

 自伝のタイトル「The Spirit of St. Louis」の和訳だそうです。


 きれいな言葉だけど、創作だったのか(笑