内容(「キネマ旬報社」データベースより)
円谷英二が特技監督を務めた東宝怪獣映画。ドイツから持ち込まれた“フランケンシュタインの心臓”が、広島に投下された原爆の影響で怪物に成長。心優しい彼だったが、不幸な偶然が重なり追われる身となり、最後はバラゴンとの死闘を展開するが…。

 タイトルと絵がとんでもなく印象的ではあります。
 怪獣対怪獣ではなく、片方は巨大化した人です。なのでまあ、石を拾ってぶつけたり、燃えた木を振り回したりと、少し特異な戦いが繰り広げられることになります。
 ある意味、生々しい戦いです。

 フランケンシュタインと言えば、美女と野獣の野獣的な立ち位置に置かれることが多いかなと思います。
 見た目は怪物なのだけど、気は優しい。でも、表現法を知らないと言うような。

 でも、当作品では人間にとって役に立つか立たないかで評価が決められています。

「腕や足を切り落とし、生え換わったら人造人間」
 こんな指針が示された際、非人道的だからと女性博士は反対するんですが。
 結局、もしフランケンシュタインの怪物ではなかったら大変なことになるから、というところに落ち着きます。

 時代が時代だからか、フランケンシュタインの怪物が人間なのかとかいう軸はほとんどない。
 科学的に貴重だから殺さないか、人間に危害を与えるから殺すのか。そんな論点に終始します。

 終盤になっても、フランケンシュタインの怪物には名前がない。怪物とか「坊や」などと言われているわけです。
 最初は浮浪児として拾われていたんですが。もともと、人間扱いされてなかったとか……? 

 しかし、最後の大タコはなんなのだろう? なんの脈絡もなく出てきたんですが。
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(2007/01/26)
高島忠夫ニック・アダムス

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