日本語吹き替えがない! ……と思いきや、ほぼセリフの全てが歌! これは吹き替えられない。オペラ歌手の歌を吹き替えられるわけがないわ。
 歌には、聞き覚えのあるものもいくつも混じっています。

 が。見所はこんなものではない。
 舞台が第一次大戦前夜ということで、塹壕戦が展開されます。毒ガスが迫り、ピンチに陥った主人公・パミーノは歌い出す。やはりミュージカル!
 夜の女王が戦車に乗って登場するのも、なかなかしゃれた世界観。「決戦の時」には、機関銃の真横にいるしね。

 当初は敵とされていた人物がいい人であったり、彼の配下には有色人種がいたり、無数にある墓石には英語、日本語、その他の言語で人名が刻まれていたり。しかも、きれいに整備された墓地の真横は荒廃した戦場という絵が、なんとも。

 対立する相手を悪とするのではなく、戦争そのものを悪。音楽で少しでも争いが減らせれば、というメッセージも込められてるんではないだろうか。
 歌を歌って仲良くなれほど、簡単なものじゃないだろうけど。
 まあ、振られたことを根に持って戦争相手を憎むというのはやめて欲しい(w

内容(「キネマ旬報社」データベースより)
モーツァルトの傑作オペラを『フランケンシュタイン』のケネス・ブラナー監督が映画化。囚われた夜の女王の娘・パミーナを救い出すため、魔法の笛を手にした兵士・タミーノが立ち上がる。華麗な名曲の数々と大胆な映像で至高のラブロマンスが展開。
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(2008/01/25)
ジョセフ・カイザーエイミー・カーソン

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