フィリエル、王宮に入るの巻。
 彼女は、幼馴染のルーンへの思いに気づいていくのだが……そのプロセスが面白い。

 人にはあまりなじめないルーン。
 でも、自分を好きでいてくれる人のためなら、頑張れるいいやつ。


 しかし……体に焼ゴテを入れられたら、そりゃ嫌だろう。
 でも、それだけで対人不信になったのを疑問に思ってたら……ルーン、ホモ親父に○×なことをされていたとは。
 そりゃ、人を信じたくなくなるよ。

 その復讐心で、とんでもないことを起こすわけですが。
 誰かを光の中に置くためには、自分を影に置かなければならない。その結果、ルーンはフィリエルの元を去ります。
 でも、フィリエルはルーンを守ろうと、ある行動に出る。

 誰でも自分がかわいいので、自分も危険にさらされた時にどういう行動ができるかが大事です。
 彼らはなかなか、善き人たちのようです。

出版社 / 著者からの内容紹介
幼なじみルーンと自分の身を守るため、フィリエルは女王候補アデイルと共に王宮へ上がる。光輝く宮殿に渦巻くのは、派閥のかけひき、冷酷な謀りごと。持ち前の勇気と伯爵家の協力で、フィリエルは王宮の光あたる場所を得ようと奮闘するが、ルーンは彼女に背を向けて闇へと姿を消してしまう胸躍る長篇ファンタジー、波乱の第三巻。
西の善き魔女〈3〉薔薇の名前 (中公文庫) 西の善き魔女〈3〉薔薇の名前 (中公文庫)
(2005/02)
荻原 規子

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