たけしのアンビリーバボーという番組でやっていた。
 天文学に優れた知識を持ったマヤ文明は、2012年に終わる暦を作いた。
 奇しくもNASAが、太陽風が強まると観測していたのが2012年。重なっている!


 というものです。

 はっきり言って、ノストラダムスがどうのこうのと言っていた1999年から進歩がないです。

 それどころか。
 末法思想が大流行し、寺院が相次いで建築された平安時代末期からも、進歩がないかもしれない。

 平安時代には貴族のだけのものだった、「世界滅亡の危機」への恐怖を、庶民が味わえる。
 そこまで生活レベルが向上してきたことは、間違いなく進歩でしょうがねぇ。

 滅亡ブームが起きる理由は簡単なこと。

 1つめ。
 人間、金と暇が出来ると漠然とした不安に襲われるものです。生きるのに必死なら、世界滅亡なんて気にしてられません。
 ノストラダムスやマヤ文明の知名度が、アフリカやその他紛争地域ではどれだけあることか。
 日米欧ぐらいじゃないですかね? 今回は南米も含むんでしょうが。

 2つめ。煽ることで得する業界があるからです。
 今回映画も出ることですし。出版業界とマスメディアが、それに便乗したと言ったところでしょう。
 彼らは2012年度内に何も起きなかったところで、何も責任なんてとりません。それまでに本がどれだけ売れるか、視聴率が、映画の観客動員が……といったとこですね。

 古本屋でたまに見かける、ノストラダムス本のおどろおどろしいタイトルを見るたび、哀愁すらも感じてしまいます。
 これ買った人、本気で信じてたんだなと。