婆沙羅(ばさら)とは、最近ではゲームなんかでよく目にします。

 戦国BASARAというゲームがその代表格でしょう。

 ですが。婆沙羅という言葉は、戦国時代よりも100年以上も前に出た言葉です。

 南北朝と呼ばれたその時代。

 秩序も何もなく、世が乱れに乱れたそんな時代。綺羅星のような婆沙羅者たちが世を動かした時代!

 その割には、この時代のファンは少ない。そして引き込まれた人間を虜にして離さない、言って見れば日本史のブラックホール!

 でも、室町時代と足利幕府というのが、どうにも影が薄いんだけど……。


 それはともかく。

 その時代に生きた一人の婆沙羅大名、佐々木道誉(どうよ)が主役です。


 近江(今の滋賀県)の大名で、源氏の血を引く由緒正しい人です。


 決して、歴史の教科書に載ることなんて無いんだろうけど。

 憎めない、いいキャラクターに仕上がっています。


 道誉が自分の生き方を貫いたため、南北朝の争いは長く続いた?

 本当!?

 この佐々木道誉、奔放な生き方にファンな人も多く。北方先生も「道誉なり」で、一冊書いています。


 北方謙三 - Wikipedia


 ある時は味方を裏切り、裏切られたと思ったらいつの間にか味方になっている。


 自らの欲望には正直で、

 反道徳ではなく、無道徳


 それこそ、佐々木道誉なり!

婆沙羅 (講談社文庫) 婆沙羅 (講談社文庫)
(1993/09)
山田 風太郎

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