夢の中に行ってみたいと言ったのは井上陽水さんですが(苦笑)、覗くと恐ろしい世界が見えるかも知れない。
 精神治療は、夢の中に入って行うようになる。ただし、時には夢が逆流し、医師の方に悪影響を与えてしまう。

 夢と夢が混じり合うと、自分に好意を持ってくれれば甘美な物になるでしょうが、悪意を持っていたら人格が崩壊するわけで。

 それも、眠るたびに強烈なイメージを流し込まれるとしたら? 気が触れてしまうでしょうね。

 幻想的な治療シーンの描き方が際だっているので、人格の崩壊をも招く装置の悪用法は、とんでもなく怖い。
 夢とはかけ離れた、研究所内の政治ゲームも絡んで物語は進行していきます。

 活字の力は偉大だと思いますが、映像も素晴らしいと思いますよ。
当ブログ パプリカ(映画)紹介記事  
 読み込んでいくのと、目で見る印象とではやはり、違いますからね。 
 設定の違いも比べてみると、面白いと思いますよ。

 ちなみに、パプリカというのは、色の付いた西洋唐辛子です。ご存じだとは思いますが。

 音だけで見ると果物っぽいですね。
 私はパプリカをサラダに入れてよく食べてます(どうでもいい)。

パプリカ (新潮文庫) パプリカ (新潮文庫)
(2002/10)
筒井 康隆

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内容(「BOOK」データベースより)
精神医学研究所に勤める千葉敦子はノーベル賞級の研究者/サイコセラピスト。だが、彼女にはもうひとつの秘密の顔があった。他人の夢とシンクロして無意識界に侵入する夢探偵パプリカ。人格の破壊も可能なほど強力な最新型精神治療テクノロジー「DCミニ」をめぐる争奪戦が刻一刻とテンションを増し、現実と夢が極限まで交錯したその瞬間、物語世界は驚愕の未体験ゾーンに突入する。