今回の舞台は、ジョホールバルです。戦闘が行われる場所が東南アジアだけに、先の大戦での戦場と重なってきますね。
 ラファエルが死んだと思っていることで、傍目にも分かるくらい落ち込みまくるキャッスル。彼への想いと、戦場で抱く恐怖がキャッスルの人間味を引き出してくれます。
 あとは、エイゼンに迫ってみたりとか、ね。ここはどちらかと言うと、最悪な状態の内面描写か?

 しかし、正規軍がゲリラに正規戦で押されるようになったら負け戦です。とはいえ、治安部隊側に感情移入してる分、前回までのゲリラ側の行動を見てると、少しは勝たせてあげたいと思うところです。

 しかし、ゲリラ側の超人と正規軍側の超人により戦局が左右されるなんて……戦場のヴァルキュリアか?
 少女向け小説で、普通に戦闘だけ書いてもってのはあるしね。ここらが落としどころかもしれません。

キル・ゾーン 赤と黒 (コバルト文庫) キル・ゾーン 赤と黒 (コバルト文庫)
(1996/11)
須賀 しのぶ

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内容(「BOOK」データベースより)
エイゼンが守ってくれるのは、お金で雇われているためだった!衝撃的な真実を知らされたキャッスルだが、エイゼンとは、今まで通りの戦友であり続けている。一方、敵の基地に連れ去されたラファエルはもう一人の人格・サリエルへと変貌。同じ「ユーベルメンシュ」である火星の工作員マックスと対決していた。23Cの地球で繰り広げられる生き残り戦争。