お日様が眩しい日が続いております。日本を含め、最近の世界的な気候変動には驚かされます。偏西風の影響で、モスクワでは連日35度以上の気温が続いておりロシア人の好きなVodkaを飲みそのまま涼しい水に飛びこんでしまい命を落とす人も多いようです、反対に南半球のチリでは雪が降ったり、ブラジルでも寒さのために家畜が死んでしまうなど、様々な場所での被害が懸念されます。

 最近気になるのは学校の先生にうつの症状がみられ、先生という職業の特殊性だと思うのですが身近に相談できる対象がいない事や、海外の学校のように1クラス数人で担当するのではなく一人の先生が担当するので質的・量的な拘束が大きい事もあり心に色々な物を溜め込んでしまう結果、症状が進行し身体症状や希死念虜をいただいてしまうという現実です。企業であれば業績ならびに数字で全てが判断されますが、学校の場合は人間を育てる場所という環境なので目に見えないものを査定評価しなけばなりません。非常に大変な職業だと思います。”先生”という責任感を問われる指導的立場に位置してしまうと、なかなか他人に相談するという行動にでるのは躊躇せざるを得ない行動なのかもしれません。
”他人が自分をどのように判断するのか?”とか”自分は指導者なのだからこういう姿が理想でありそうしなければいけない!”といった自己理解の枠ぐみがルールばかりで固定化されて、”~ねばならない”状態になっている場合もあると思います。学校で”先生の立場ではない””親の立場でもない”人の存在がもっと重視されても良い時期なのかなと考えます。スクールカウンセラーという役割の他に一般の職場でいうなら人事部に相当する事業場内産業保健スタッフのような立場の人がいたら、学校内の職場の精神的なよりどころとなり、かつ外部との折衷や外部の情報の紹介などが可能になれば、気持ちが少しでも楽になる職場作りができるのかもしれません。また海外の学校のように複数の先生が一つのクラスを担当するのは、子供にとっても先生にとっても良い事だと考えます。子供も一人の人間なので、先生との相性もあります。自分の過去を振り返っても相性の良い先生は記憶していますが、相性が悪かった先生はあまり覚えていません。さらに複数の先生が担当する事で問題の共有もできるし違った見解から物事を理解できるので新しい見方や理解が出来、心の負担も減るという効果もあるでしょう、あるいはお互いに信頼感が生まれる事で指導するうえでも自信を持てるので迷いが少なくなり、自己信頼感が高まります。学校は将来の日本を支える子供達の基盤となる大事な環境の場なので、政府も力を入れてこの問題に取り組んでほしいと思います。ゆとり教育の実践とは一人一人の子供に費やされる信頼できる指導者との対話の時間のゆとりという意味だと思います。心の問題はそう簡単には解決しないけれど、時間をかけてゆっくりと取り組むことと、そういった環境があるという安心感がきっと次のステップへ進む大切な基礎になるはずです。
 ある学校では、新米の先生が悩んでいるのを先輩の先生達が心配し、教室の片隅で彼女の授業中に机を一個持ち込みそこでテストの点数付けをしたりして何をするのでもないのですが新米の先生を先輩の先生達で順番に見守るという事をなさっているようです。新米の先生はなにをしてもらうでもないのですがほっとするようです。みんなが自分の事に関心をもって見守ってくれているというのは非常にありがたいですね。誰かがそばにいてくれるということで、どれだけ心丈夫でしょう。
環境は大事ですね。

 
困った時は口にだして誰かに相談する勇気も必要です。自分だけでは解決できない事もあります。そばにきっとだれかいるはずです。


今日はこの辺で。

     

                     天使




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