ども凸です。

ちょっと仕事とは関係ない話。

忘れないように僕の為に書かせてください。


「死」について考えた事がありますか?


凸の母親は、末期がんで本人の希望により、
抗がん剤治療も中止し、間もなくその時を迎えます。


日に日に衰弱していく母の姿は、
とても悲しく、心が押し潰されそうになります。


そして、なかなかそれを受け容れられない自分と
本人に気を使い聞き難い、死後の希望。


しかし、子供の頃から数え切れないほどの
手間と迷惑と心配をかけ、ろくな親孝行もしてやれなかった僕は、
せめて最期だけでもと、思い切って聞いてみました。

「どこに埋めて欲しい?」

山が好きだった母は、枯れる様な声で
「狭いお墓に入りたくない。自然葬にして欲しい」

と、答えました。


僕ら親子は、病院のベッドで二人して涙を流しながら
「死」について一杯話をしました。


僕ら親子は、18才で僕が家を出て以来、
1年に1度も会わない年があるほど、
決して仲睦まじい親子では無かったけれども、
深いところで繋がっていて、ようやく確認し合えた。
そんな気持ちでした。


そして、「また来るね」と言った僕に、
元気だった頃の母親と全く変わらない、
精一杯の笑顔で見送ってくれました。


あと母親には何日残されているかは分からないけれど、
最期のその瞬間まで、親子の会話を続けたい。
心からそう思った時間でした。

そして、僕が何十年後かにその時を迎えるときも、
こんな素敵な笑顔を、残される人に向けられるように、
精一杯楽しんで、後悔の無い人生を送ろう。

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「俺思うんだ。多分、死んでも天国や地獄があるんじゃなくて、
何も起こらないと思う。知らないから怖いだけなんだと思う。
母さんが居なくなるのは寂しいけれど、
きっと怖がるような世界じゃないと思うんだよね。」


母は笑顔で

「私もそう思う。母さんも怖くないよ。死ぬことは全然大丈夫。
なのに、皆に心配や迷惑掛けてしまったね。ごめんね。」

そう言うと、握った手を少し強く握り返した。