巷は聖バレンタインデーであるその日、インテックスOSAKAにて開催中の『大阪オートメッセ』に行ってきました。
関西のカスタム事情を視察し、開発のヒントになればとの趣旨です。
関西のカスタム事情を視察し、開発のヒントになればとの趣旨です。
規模こそ東京オートサロンに及ばぬものの、浪花のクルマ好きパワーには圧倒されました。皆さん本当に楽しそう。
機会があればマガジンの方にも記事を書きたいですが、スマホで振り返ってみるとアレレ資料用に撮りまくったエアロパーツの接写ばかりで車の写真ほとんど撮ってねぇ……(汗
機会があればマガジンの方にも記事を書きたいですが、スマホで振り返ってみるとアレレ資料用に撮りまくったエアロパーツの接写ばかりで車の写真ほとんど撮ってねぇ……(汗
とはいえ、有意義で大変勉強になりました。
―――さて、メッセとはウンザリするほど関係ないのですが本日の本題はここから。
昨年末から頭を悩ませていた東京オートサロンが無事終わり、
やっと「年が明けたらやりたい」と思ってた幾つかのプロジェクトに手を付けられるようになりました。
その一つがコレです。
光造形3Dプリンタ!
光造形3Dプリンタ!
実は購入されたのは随分前なのですが、日々の雑務に忙殺されて未開封のまま時が過ぎてしまいました。常駐拠点が変わったタイミングで新事務所にやっとこ導入。この度、初稼働となります。
いつも使っている積層型のプリンタが、熱で溶かした樹脂を細いノズルの先からウニュルルとひり出して図形を描き、それを積み重ねていくことで立体造形するのに対し、
この光造形タイプは紫外線で硬化する液状樹脂(レジン)のプールに台(プラットフォーム)を沈め、下からレーザーで焼結させながら台を徐々に持ち上げて造形を行うシステム。
つまり、プリントされるモデルはレジンのプールから逆さまの状態で引き上げられてくる形となります。
成型精度が高く、層がきめ細かいので積層型で悩みの種だった年輪状の積層痕が目立たないというメリットがあります。これは期待大。
過去に積層型でプリントした3Dデータを専用アプリでctbというファイル形式で出力。
USBメモリを介して本体に入力し───
どっぷん。
まあ想定していたことですが、
しっかり2回失敗しました。
この機種は投入する3Dデータをルーター経由でネットワーク送信できるなどなかなか便利なんですが。
本体の水平キャリブレーション、プラットフォームのZ軸ゼロ点調整、スライスソフト上でのモデル配置、サポートの形状・太さ・分布の設定など……前提条件がかなりシビア。
本体の水平キャリブレーション、プラットフォームのZ軸ゼロ点調整、スライスソフト上でのモデル配置、サポートの形状・太さ・分布の設定など……前提条件がかなりシビア。
一つでもミスればモデル本体がプラットフォームにくっ付かずにプール内に没するか、最初から底に貼り付いてしまいます。
プールの底は下からのレーザー照射のために透明のシート(定期的に要交換)となっているため、とてもデリケート。スクレッパーでガシガシ剝がすことも出来ないので失敗時の後処理は特に神経遣います。
プールの底は下からのレーザー照射のために透明のシート(定期的に要交換)となっているため、とてもデリケート。スクレッパーでガシガシ剝がすことも出来ないので失敗時の後処理は特に神経遣います。
上手くいけば、こーなります。
プリント直後は未硬化の樹脂にまみれてベトベト。
それをざっくり吹き取った後にIPA(イソプロピルアルコール)と歯ブラシで洗浄。
一緒にプラットフォームとタンクも洗っちゃいます。
まあ成功・失敗に関わらず―――これらの後処理は光造形プリンタには毎回必要不可欠なので、ぶっちゃけそこは積層型よりメンドいっす。
あとはサポートから切り離して仕上げの水洗いをして―――

でけた。
元のクレイモデルと比べてみます。
さすがに積層痕は無いに等しいので表面は滑らか……あれ?なんかチョット表情が困ったちゃん?
さすがに積層痕は無いに等しいので表面は滑らか……あれ?なんかチョット表情が困ったちゃん?
おいおい…
僅かに層がズレてる場所があるやんけ!
これが原因?積層タイプでもあるあるなんですが、プリンタに使われる樹脂は成型途中で収縮(反り)が発生し、モデルの最下層がプラットフォームから一部剥離してしまうケースがあります。プリンタはそんなズレなど意に介さずプリントを続けるのでそりゃ表情も変わっちゃうわな。
これが原因?積層タイプでもあるあるなんですが、プリンタに使われる樹脂は成型途中で収縮(反り)が発生し、モデルの最下層がプラットフォームから一部剥離してしまうケースがあります。プリンタはそんなズレなど意に介さずプリントを続けるのでそりゃ表情も変わっちゃうわな。
…いや、アカンやんそれ。(要検証)
過去作データで左右反転テスト。
左端から、クレイ製マスターモデル、積層型PLA使用、積層型ASA使用、そして今回の光造成。
精度の差は歴然。理想的に出来ればそのまま商品として出荷可能レベルです。もっともこちらはプリンタのサイズが小さいので小さいパーツ専用かなぁ。
2つのモデル(雷神・風神)同時射出+内部中空および最低限のインフィルとサポート+前回プリントの残留樹脂をロクに濾さないでそのまま流用(やめれ)+ネットワーク通信という、かなり横着な条件での第三テスト開始。
これは意外なほどスムーズに成功しました。
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よろしくお願いします。読んで。













