ALESS-STREETのブログ

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ユーロスポーツを中心に日本の真ん中 岐阜県で新車から中古車まで自社認証工場にて点検整備後、全国のお客様の元へお運びし、ご納車させて頂いております。

相も変わらず東京オートサロンに向けてのデモカー制作中につき、ブログのネタがありません。
なので、私事で誠に恐縮ですが―――先々月、深夜に病院に担ぎ込まれた時のことをお話ししようと思います。

 

生まれて初めての、お産を経験してきました。(注:当方56歳のオッサンです)

 

 

事の発端は「頻尿」でした。

夜中に何度も小便に起きるというわけではないのですが、やたらオシッコ後の残尿感が気になる日々が続きました。尿意を覚えてトイレに行ってもチョロッと出るのみ。そしてまたすぐ尿意が来る。

そして日曜の夜。さすがに腹立たしくなり、滞ってる分を全て出し切ってやろうと腹に力を込めて強く踏ん張ったその時、左脇腹に鈍痛。今まで経験したことのない初めての痛み。己の体内で何らかの異常が起きていることはもはや疑いようがない、そんな痛みでした。

こんな歳ですが未だ手術も入院歴もゼロ。大抵の痛みや不調は「恥ずかしいこと」「隠したいこと」として誰にも告げずに我慢しちゃう性分ですっかり病院嫌いに仕上がっている僕ですが、それ故に未知の症状に対する心身の耐性がまるで無い。

5年前に父の大腸癌が発覚したのは、頻尿の診察で受けたレントゲン写真がきっかけでした。それを思い出してしまった僕に不安を抱くなと言う方が無理です。

明日の月曜は定休日。今夜はなんとか我慢して朝イチに病院へ行こうと観念したのも束の間……そうこうしてるうちにもどんどん痛みは重く深いものになってきました。脂汗が止まらない。我慢強いこの僕が、(こいつは朝まで持たないやつだ)とついに判断を下したのです。

 

時刻は23時を回っていましたが、寝ているヨメを起こしました。

「すまん。病院に付き合ってくれ」

ヨメの車で生まれて初めての夜間救急に駆け込むことになったのです。

 

当直の先生(外科医)に症状を伝え、問診と触診。その間も痛みは途切れることはなく、むしろどんどん酷くなっていきました。

「とりあえず血液検査。そして痛み止めの点滴をしますね。その後、念のためにCTやりましょう」
CTって…あのCTスキャン?!輪切りにされるやつ?!おおおお初めてだ!
「先に造影剤を打ちます。ごく稀に副作用で発疹や熱感など出ることがあります。まずありませんが意識を失い、最悪死んじゃう人もいます。でも御本人ツラそうですし、同意書は奥様にサイン頂いてきますね」
ボクの命運はヨメに委ねられた…!

 

このCTスキャン室に運ばれるまでの時間が実は一番キツかったです。
痛みは腹部全体に及び始め、可能な限り人に情けない姿を見せたくはなかったのですが苦悶の表情を崩すことが出来ません。ふと便意を催し、点滴スタンド引き連れて籠ったトイレで一度吐きました。これはいよいよヤバいな……と、自分でも覚悟しました。

 

 

人生初のCTスキャンはあっという間に終了。
普段仕事で3Dスキャンをよく使いますが、自分がスキャンされる日が来るとは思いませんでした。

 

 

担架で処置室のベッドに移り、ヨメと検査結果を待つ。
やがて先生がやってきて、こう告げました。

「―――結石ですね」

 

 

 

 

T「…………え?ケッセキ?」

医「そうです」

「ニョードー?」

「いえ、ニョーカン」

 

確かに、

原因不明の痛みに不安を覚え、ChatGPTに症状伝えて相談した際、幾つか挙げられた候補の中にその名前はあったような気がする。

しかし───

T 「僕の周りにもちょくちょく経験者いて話はよく聞きますけど、アレって刺すような痛みとかコーラみたいな血尿があるんじゃないんですか?僕のはどっちかってーと落ち着かない感じの重い鈍痛で、オシッコも透明でしたが」

医 「目に見える血尿ばかりとは限らないみたいですね。血液検査の結果は特に気になる数値は認められませんでした。ただCTスキャンの結果、最初に痛みを感じたと仰ってた左下腹部の辺りに小さな固いものがあるようです。5㎜くらいの」

「5㎜!」

あの死を予感した痛みの正体がそんなちっぽけな存在だったとは。

「腎臓から膀胱へと繋がっている尿管には構造上、石が引っ掛かりやすいポイントが三ヶ所あるみたいです。貴方の石は今その三つ目の位置にあります。そこを抜ければ膀胱に落ちちゃうので痛みも落ち着きますよ」

「はあ。つまり最終コーナーはクリアしてると」

「今回は痛み止めの薬を出しときますね。また痛くなったら飲んでください。まあ、沢山水分を摂るよう心掛けてね」

「どっちかってーと、普段から水分は人より摂ってるつもりでしたが」

「ちなみに胃の中、食べ物でいっぱいでした」

「そ、それ今言う必要あります??」

なんか食い意地張ってるみたいでスッゲー恥ずかしかったです。後で調べてみたらCTスキャンは2時間前から断食が基本らしい……って、ほんの少し前までこんなコトなるなんて想定してなかったんだからしょーがないですやん!御飯ぐらいお腹いっぱい食べますよそりゃ!(←食い意地張ってる)

「受付で精算してお帰りください。お疲れ様でした」

「お世話になりました」

 

この頃は少し痛みも和らいでいました。

点滴の効果もありますが、何より「正体不明の痛み」が「よく知ってるアレ」だったと判明したことで不安と恐怖が幾分取り除かれたことの方がきっと大きい。

それにしてもまさかの尿管結石とはなぁ……。候補から真っ先に除外してたものだったから完全に意表突かれた形だわ。

ヨメ「とりあえずは良かったね。あとは出るの待つだけでしょ」

俺 「うん…………あれ?でも、石が膀胱に落ちればとりあえず尿管の痛みは終わるって言ってたけど」

「なに?」

「この後ノズルの先から石が排出されるまでのフェーズってつまり尿道結石の痛みが待ってるってコトじゃないの??」

 

 

 

 

その後は特に恐れていた陣痛も無かったのですが、翌日夜の排尿時に一瞬ピリッとした痛み。もしやと思って恐る恐る便器を覗くと、ちょうど尿が当たる斜面のところに小さな何かが貼り付いている。

指先にトイレットペーパーを幾重にも巻き付け、そっと「それ」に押し当てる。慎重に取り上げ、そのまま浴室へ。

丁寧に洗う。この時、ちょっとだけ角が欠けてしまったようですが、ようやくその全貌が明らかになりました。

 

元写真部のヨメが腕を振るってスマホカメラで撮影した石の接写写真が実はあるのですが(人の尿管結石相手にナニやっとる)、さすがに恥ずかしいのでここでの公開は控えます。
まあ、綺麗なモンですよ。キラキラしててゴツゴツしてて、クリスタルを思わせるその様相はまさに”鉱石”そのもの。

 

とうとう産んでしまった。初めてのお産は割とあっけなかったです。(一緒にすんじゃねえ byヨメ)

 

 

T 「これ、窓から投げるとしたら屋根の上かな?それとも下?」

娘「なんか違う気もするけど、下から出てきたんだからとりあえず上じゃね?」

「おぉー…………その発想はいらなかった」

あまり成績の芳しくない息子に爪の垢の代わりに煎じて飲ませようかと提案したら、本人から丁寧に「コロス」と辞退されました。

 

 

洗浄で欠ける前はナイフのように鋭利な部分も。

こんなんが細い尿管を通ってきたのだからそりゃイテーに決まっとる。

これが産みの苦しみというものか。(一緒にすんじゃねえ by娘)

 

 

 

皆様も結石にはご用心。
水分はマメに摂りましょうね。

 

(汚い話でスミマセンでした)