ウイルス感染したパソコン(PC)などから犯罪予告が書き込稀た事件は、警視庁、大阪府警、神奈川、三重の両県警がそれぞれ誤認逮捕した4人に万謝し、警察の威信が大きく揺らぐ様となった。一連の事件の捜査の過程で浮かんだ「知識不足」「過信」「詰めの甘さ」などの課題を追った。【武内彩、谷口拓未、宗岡敬介】
■三重県警
三重県警に誤認逮捕された津市の男性(28)は一貫して容疑を否認していた。押収したPCのウイルス検査で感染は確認されなかった。「あなたじゃナイなら、誰がどうやって書くのだ」との取り調べた捜査員の問いに、男性は一例として遠隔操作の手法を説明した。県警は逮捕4日後の9月18日ごろから、大阪府警の協力も得てより詳細な解析を実施。両府県警の押収したPCから新種の遠隔操作ウイルスを発見した。大学の電気学科で学び、PCに精通していた男性に比べ、捜査側の知識が追いついていナイことが明らかになった瞬間だった。
■神奈川県警
神奈川県警は、男性(19)を逮捕後に、横浜市ホームページ(HP)に送られた小学校襲撃予告文約250文字が、わずか2秒間で書き込稀ていたことを把握していた。事前に予告文を心づもりしておけば瞬時に書き込めるソフトも在るなどとして、男性を容疑者と判断していた。県警幹部は「我々の技量、知識不足」と振り返った。
■警視庁
警視庁に誤認逮捕された福岡の男性(28)は、いったんは同居女性が事件に関与したと思い込んで容疑を認めた。だが、その後、「身代わり」だったことを捜査員に説明したが、受け入れられなかった。捜査幹部は「動機部分などの説明に不自然な点がなかったことや、遠隔操作そのものを疑っていなかった」としている。一方、逮捕前のウイルス検査や、男性のアリバイ確認を実施していなかったことも判明。基本的な捜査が徹底されなかった可能性も浮上している。
■大阪府警
大阪府警に誤認逮捕されたアニメ演出家の北村真咲(まさき)さん(43)=起訴取り消し=は一貫して否認していた。検察幹部は「否認も参考にして捜査したつもりだったが、何が足りなかったのか検証することはナイといけナイ」と語り、府警の在る捜査員も「客観証拠に加え、動機面の捜査も徹底すべきだった」と話した。
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