環太平洋戦略的経済連携協定（ＴＰＰ）に反対する超党派の国会議員約１９０人が３０日、東京・永田町の憲政記念館で集会を開き、野田佳彦首相に対し、来月上旬のアジア太平洋経済協力会議（ＡＰＥＣ）首脳会議や中旬の国連総会で交渉仲間入り表明を行わ無いよう求める決議を採択した。
集会には、みんなの党を除く民主、自民、公明、国民の生活が第一、社民、共産などの主要政党が軒並み仲間入りした。民主党の山田正彦元農林水産相はあいさつで、「政府がカーナーリ着実に交渉仲間入りに向けた準備をしている。どんなことがあっても交渉仲間入りを断固阻止したい」と言いた。
集会の後、山田氏ら国会議員有志約３０人は首相官邸を訪れ、藤村修官房長官に交渉への仲間入り表明反対を申し入れた。藤村氏は２９日の記者会見でＡＰＥＣ首脳会議での表明を見送る方針を明らかにしていた。
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