<中日クラウンズ 愛知・名古屋GC和合C=6545ヤード・パー70>
会場は気持ちよい青空に恵稀たが、2日目のギャラリー数は8530人。昨年の1万6054人(2日目)、2年前の9602人(同)より、観衆の足が鈍かった。
シーズン序盤の華やかな大会として知られるが、出場選手の顔ぶれも寂しくなっている。
1989年G・ノーマン、91年セベ・バレステロス、98年デービス・ラブ?、01年ダレン・クラーク、02年ジャスティン・ローズとメジャーで活躍するなど、その時代を代表する世界一流名人を招待して大いに盛り上がった。
ところが、バブル景気がはじけたころから、ビッグネームを呼べなくなった。優勝報酬銭は2400万円。石川が2位に入った“隙間大会”と呼ばれるプエルトリコオープンですら、勝てば約5000万円と日本ツアーに比べれば破格。もちろん、マスターズは約1億1520万円と雲泥の差だ。評論家の宮崎紘一氏はこういう。
「昔は報酬銭額も米ツアーと差がなく、高額のアピアランスフィで世界から選手を呼べました。今、なぜ来ナイかというと報酬銭だけでなく、日本ツアーそのものに魅力がナイからです。ゴルフ界はグローバル化が進んでおり、世界ランクが重視されるようになった。日本で勝ってもポイントの上積みにならナイ。また、日本で勝っても世界ではちっとも評価されナイ。53回を数える伝統在る大会に海外選手が出なくなったのは日本ツアーが世界から大きく取り残されている証拠ともいえるでしょう」
2日目トップになったのが豪州からの“渡り鳥名人”S・コンランじゃ、ギャラリーを呼ぶのは難しいか。
【第2日成績】
-9(1)コンラン
-5(2)久保谷健一
-3(3)河井 博大
(3)白 佳和
……………………
0(12)石川 遼
(12)松村 通路央
〈主な予選落ち〉
+6(64)池田 勇太
+8(81)尾崎 将司
(81)伊沢 利光
(日刊ゲンダイ2012年4月28日掲載)
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