大学1年生、木造新築アパートに住んで後悔した話
合格発表が出たのは2月。
しかし自分は東洋大学の繰り上げ合格を最後まで待っていたため、部屋探しを始めたのは3月27日ごろと、かなりギリギリのタイミングでした。
鹿児島県出身の自分に、千葉まで何度も足を運んで内見する余裕なんてあるはずがありません。
結果として、ネットの写真と不動産屋の電話説明だけを頼りに、いわば“ほぼノールック”で契約するしかありませんでした。
契約した物件
紹介された物件は、木造の新築アパート。
最寄りのバス停まで徒歩3分、最寄り駅は千葉都市モノレール県庁前駅まで徒歩15分。
立地としてはまあまあ、家賃も学生向けで予算内。
さらに
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システムキッチン(2口コンロ)
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独立洗面台
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浴室乾燥機
など、「これ絶対便利じゃん!」と思える設備がそろっていて、画面越しに見た部屋は新品同様の輝きを放っていました。
そして何より決め手になったのが、家賃が月およそ6万5,000円という点。
千葉市中心部で新築・設備充実なら妥当だと感じ、「新築だし、これなら間違いない」と当時の自分は舞い上がっていました。
★しかしこの契約には、**「2年間満了まで住まないと家賃6か月分の違約金」**という恐ろしい縛りが隠されていました。
★にもかかわらず、契約時にその説明はごく簡単な口頭のみで、重要事項としてしっかり強調されることはなく、こちらも急いでいたため深く確認できませんでした。
「まあ2年くらい平気だろう」と軽く受け止めてしまったのは、自分にとって大きな落とし穴でした。
住んでみて分かった現実
引っ越して最初に気づいたのは、防音性が皆無だということ。
平日の朝10時に洗濯機を回しただけで、上階の住人(おそらく大学生)から苦情が来ました。
「この時間なら大丈夫だろう」と思っていた自分にとっては衝撃。
壁も床もスカスカで、隣の部屋からはFPSゲームの銃声や、時には喘ぎ声まで聞こえてくるレベル。
「人権がない」という表現が大げさではないくらい、プライバシーはゼロに等しい空間でした。
しかも、しばらくして隣人は耐えきれなくなったのか、違約金として家賃6か月分を支払って引っ越した模様。
その行動を知ったとき、自分も心の中で「正解かもしれない…」とつぶやいたのを覚えています。
★ただ自分には、説明不足のままサインした2年間満了までの契約が重くのしかかり、簡単に出て行くことはできませんでした。
当時契約した不動産会社
今振り返ると、不動産会社の選び方も甘かったと思います。
契約したのは駅前ビルの2階に入っている空中店舗で、当時からどこかこぢんまりした雰囲気。
最近確認したところ、会社自体の歴史も浅く、大手のような口コミや実績もほとんどありませんでした。
「駅前=安心」という安易なイメージで選んだ自分に、もっと調べる余裕があればと悔やむばかりです。
学んだこと
この経験から学んだ教訓はたった2つ。
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絶対に内見すること
どんなに急いでいても、写真や間取りだけで判断してはいけない。
壁の薄さや周辺の環境は、実際に足を運ばないと分からない。 -
必ず壁を叩いてみること
不動産屋に遠慮せず、実際に壁を軽く叩いて音や感触を確かめるべき。
“コツコツ”と響くようなら、それは防音性ゼロのサイン。
★さらに重要事項説明を徹底的に確認すること。
違約金や更新条件など、契約書の細部は必ず自分の目で読み、疑問点はその場で聞くべきだと痛感しました。
正直、ゴミ捨て場の清潔さや宅配ボックスの有無なんて後回しでいい。
新築というだけで安心してはいけない。
むしろ、築古物件には「多くの人が長く住んできた」という実績がある分、情報も豊富で、トラブルも表に出やすいという強みがある。
「新築=正解」ではないということを、身をもって知りました。
まとめ
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設備よりも「構造と防音」が最優先
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新築は信用できない
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築古物件は「実績」という安心材料がある
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重要事項説明は必ず自分の耳と目で確認
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内見して壁を叩け。これだけは絶対に守れ
千葉での一人暮らしはいい経験になったけれど、もし時間を戻せるなら、木造新築アパートは絶対に選ばない──
そして何より、説明不足のまま違約金付き契約にサインしてはいけない。
これが大学1年生の自分が身をもって学んだ最大の教訓です。








