「しつけ」という「虐待」の恐怖(フラッシュバックで過去を思い出す②) | 発達障害先生、無理解者と戦う苦悩の日々

「しつけ」という「虐待」の恐怖(フラッシュバックで過去を思い出す②)

北海道の行方不明の男の子が無事に見つかって良かったです。

今回のことで、昔のことを思い出してフラッシュバックしました。

うちの2番目の子(昔ASD+ADHD+反抗挑戦性障害と診断された今18歳の子)が

保育園時代、「しつけ」という体罰(今で言うと虐待)をしていました。

自閉症スペクトラムとか発達障害なんて自分も周りも全く知らなかったので

うちの子は「親のしつけがなっていない子」でした。

他の子がきちんとイスに座っているのに、うちの息子だけ座れず、

いつも好き勝手なことをやっていました。

気に入らないことがあれば、泣き叫んで飛びかかったり、

物や砂などを投げていました。

しょっちゅう保育士や他の子の親に謝って、

その後、「おしおき」として、叩いたり、押し入れに閉じ込めたりしました。

「おしおき」すれば「しつけ」ができると信じていました。

だから、毎日のように「おしおき(虐待)」していました。

これが子どものためだと信じていました。

今考えれば怖いことです。

何カ月かこういうことが続きました。

一番上の息子(20歳)が小学2年生の夏休み前にADHD(のちにASD)と診断され、

自閉症や発達障害の講演会や親の会に参加しました。

自閉症スペクトラムや発達障害がある子の子育て(教育)を学びました。

2番目の子も発達障害だとわかり、

間違った子育てをしていたことがわかりました。

それを知って以来、私たちは「おしおき(虐待)」はやめました。

もし、講演会や親の会に参加していなければ、

今の穏やかな性格の2番目の息子はおかしくなっていたかもしれません。

心にたくさんの傷(PTSD)を与えていたかもしれません。

私たちが「おしおき(虐待)」をしているの時のフラッシュバックが起きるたびに、

今でも恐ろしくなります。

ーーー

【追記】

自閉症スペクトラムや発達障害のある子どもの子育て(教育)というのは、

特別なものではなく、全ての子どもにも良い子育て(教育)です。

だから、自閉症スペクトラムや発達障害ある子どもの子育て(教育)を学ぶと言うことは、

世間で言われている子育て(教育)よりも、子どもによい影響があると思います。

積極的に本や講演会、親の会などで学んでください。

===

厳しい「しつけ」のすべてが虐待というわけではありません。やっている行為が子どもの心や身体に、そして子どもの生活によい影響をもたらしているようならば虐待ではないかと思います。

いつも不快な内容が含まれていてすみません。

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