- 「つくりごと」の世界に生きて-プロレス記者という人生/井上 譲二
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今となっては、プロレスに結果が決まっているというのは既成事実として公になってしまっているため、こういった暴露本のようなものが出版されても話題になることもありません。
私も特に興味があると言うほどでもなかったのですが、電車の中等の暇つぶしで1000円くらいなら安いかな…程度で購入し読んでみました。
まあ暴露本というほどでも無いですが、著者がプロレス記者として生きてきたそのままを書いているため、プロレスの内側のエピソードを紹介しているような感じです。ただ、プロレスとプロレスを書くマスコミというのは一致団結していなければならないジャンルであり、その関係が乱れるとプロレスが成り立たなくなるということはわかります。
現に新日本プロレスの某元レフリーが暴露本を書いた後からプロレス界も急激な冬の時代に突入したわけですし…。
もちろん、不況の影響も大きくどのスポーツ界も客入りで苦戦している訳ですが、その不況によりプロレス界も乱れ、その関係が崩れ、プロレス界への影響も何も関係なしでこういった本が出てきてしまう現実を見ると利己主義的な世の中が加速しているように感じてなりません。
自分の懐のためなら相手が狂ってもお構いなし…、本当に情けないプロレスの世界になったものです。
これからのプロレスは結果ありきとしてわかった部分で見られるようになってますから、その中でいかにリアリティの追求できる部分を魅せることができるかが大切だと思います。
今後、プロレスという文化が日本に残るのか、不安です。
少なくとも私はジャイアント馬場さんを尊敬し、その影響が大きかったので、彼らの功績が後世に残ってほしいと思うのが正直なところです。