著者は1979年東大経済学部卒、長銀(現在の新生銀行)出身。当時の通産省出向の後転職、セブンイレブン・ジャパン人事部長、楽天グループ財務財務担当執行役員等を経て2007年より人材紹介業のHAグループおよびヒューマンアソシエイツ代表取締役社長。
以下、印象に残ったフレーズを引用。
一部セールストーク的な記述もあるが、本人の経験に裏打ちされた鋭い言葉がちりばめられている印象。
・銀行員の人生は25年。40代後半にして一旦「卒業」し、出向・転籍という形で会社を去っていく。
・銀行員は終身雇用から最も遠い位置にある職種であり、銀行に勤めて定年円満退職はありえない。
・銀行は「同期主義」と「人事ローテーション」というルールに基づいた「ホワイトカラーのトライアスロン」の場であり、銀行員はその競技者である。
・銀行人事部の最大の仕事は、入行年次ごとに同期内での評価の順位付けをすることだ。
・銀行人事の原型は霞が関にある。
・銀行員は「選ばれる事」が好きな人種である。
・銀行を離れて初めて、銀行で部下だった人材が、世間的には極めて優秀だったことを知らされた。能力もさることながら、黙っていても考えながら自主的に仕事をする姿勢は特筆すべき資質。
・銀行員は転職に圧倒的に有利
・転職に使える資格「公認会計士」「宅建」「弁理士」「MBA」
・転職に使えない資格「中小企業診断士」「簿記一級」「社労士」「TOEIC」
転職を進めている本ではなく、どちらかというと現役銀行員に対するエールの様な本。
もし銀行総合職を目指す学生がいれば、読んでみるのも良いかもね。
銀行員の転職力/渡部 昭彦

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