「規模の不利益」の時代、再び。 | Austinite Journal

Austinite Journal

日々の事。 楽しいことも、辛いことも。人生を愉しんだ、そんな記録を。

実体経済の急速な悪化が進んでいる。

今年三月の前年度決算が今では夢幻かの如く、企業業績は急速に悪化している。

一年前はまだデカップリング論が台頭し、アジア、及び日本経済は大丈夫であるかの様にいう学者も少なく無かった。しかし、生産拠点を海外に置き、国内人口減の中で外に活路を求めて拡大していた日本企業にデカップリングなどそもそも通用する訳がなかった。海外消費の落込みが日系企業の業績に直結、バランスシート圧縮に迫られた企業は人員削減をも含めた事業再構築に手を付け出した。現在の通説では、昨年11月を山に日本も景気後退局面に入ったと考えられている。ゴールドマンは今年一月、日本もリセッションに入る可能性が高いとレポートを出していたが、その通りになった訳だ(ここまで悪くなるとは彼らも予想できていなかったとしても)。

これから明確に悪化するのは、国内個人消費。今冬のボーナスが消費に回る確率は低く、それが更に企業業績に響く負のスパイラルが再び発生するのは明らか。資産デフレがはじまり、ダイソーのような100円均一ショップが活況を呈する時代が、暫く来るだろう。15日発表予定の日銀短観は、大幅悪化が予想されている。

危険なのは、ここ数年M&A等積極策でバランスシートを急拡大した企業。投資改修する前に、売却判断をせまられる可能性がある。


規模の不利益の時代。

レバレッジを効かせた経営から無借金経営、財務の健全性がもてはやされる時代が再び、到来しようとしている。