先日、6年ぶりに出張で名古屋へ行ってきました。


出張の移動となれば通常は新幹線を利用するところですが、今回はあえて倍以上移動時間がかかる近鉄名阪特急を利用。 


というのも、近鉄名阪特急と言えば、昨年3月に最新特急車両「ひのとり」の運行が開始したばかり、せっかく名古屋に行くのに、これに乗らない手はないですよね。

2021年のブルーリボン賞を受賞した特急ひのとり(近鉄80000系)

新大阪~名古屋間を40分ちょっとで結ぶ新幹線に対して、名阪特急は大阪(難波)~名古屋間の所要時間が2時間少々と、その所要時間が倍以上かかります。

よってその歩の悪さをカバーするために、近鉄では昔から名阪特急の車両には力を入れており、スナックカー、ビスタカー、アーバンライナーなど名車を輩出してきましたが、今回の特急ひのとりは、これまでの車両以上に席のゆとり具合や座り心地が良く、新幹線よりも快適なため、名古屋に着く頃にはくつろぎ過ぎて、まだしばらく乗っていたい気分になってしまいます(笑)


料金も新幹線の約2/3程度なのでリーズナブルなので、今回は復路で差額を自腹で負担して、プレミアムシートにも乗ってみました。


車内はこんな感じ。

皮張りの電動リクライニングシートになっていて、スペース的には北海道新幹線のグランクラス並みや国際線のビジネスクラス並のくつろぎ具合でした。

ただ、個人的感想としては、往路に利用したレギュラーシートで十分満足なレベルだと思います。

皮張りシートも悪くないけど、モケットシートの方が体に馴染みやすく、座り心地も個人的には好きですし、近鉄特急は行楽シーズン以外はあまり混んでいないので、隣の席に誰かが座ることがほとんどないのでね。

また全座席でコンセントが利用可なのも有難い。

あとひのとりでは車内販売をやめてしまった代わりに、スナックの自販機が設置されており、また談話スペースや、荷物用の無料のコインロッカーなどもあり、列車での移動をより快適にしてくれています。

最後に、今回の出張では久しぶりにきしめんが人気の老舗うどん屋「朝日屋」で昼食を頂きました。
このお店、名古屋市街の端の方にあり、最寄り駅は名古屋地下鉄桜通線の車道駅。

そこから歩いて10分ほどの場所にある地元の人が通うようなお店。

とはいえ、名古屋市民には比較的知られたお店なので、昼食時には仕事途中に車で立ち寄るサラリーマンなどもけっこういますが。

またお店があるのは、筒井町商店街という昭和の雰囲気を色濃く残す商店街の中にあり、朝日屋以外にも、名古屋市民にはけっこう知られたお店が他にもあるので、散策がてら足を運んでみるのも悪くないと思います。

ちなみにこの日私が頂いたのは、きしめんと並びこの店の人気メニューである味噌煮込みうどん。

デラックス味噌煮うどん定食1300円(税込)
ごはんやあじフライ、また味噌煮込みうどんは具材全部乗せの贅沢メニューです。

名古屋名物の味噌煮込みうどんといえば、一般的には山本屋本店のものが有名ですが、食べた方ならお分かりのとおり、この店のうどんは煮込んでも型崩れしないように芯が残ったような固さが特徴。

この麺の堅さが良い、という人もいますが、けっこう賛否両論に分かれるところ。

個人的には粉っぽさを感じて、あまり好きではありません。

これに対して、朝日屋のうどんは、麺自体は少し堅めに仕上げてはありますが、山本屋ような芯の残りはなく、また表面がツルッとしていて、喉ごしも非常に良い仕上がりになっていて、非常に食べやすい。

まあ人それぞれ好みはあると思いますが、名古屋市民からも人気の高い朝日屋さん、高くてま○い山本屋に行くくらいなら、ぜひこちらのお店にも足を運んでみられてはどうでしょうか。