みなさん、こんにちは。


本日から元号が「令和」へと変わり、新たな時代のはじまりとなりましたね。


前回の改元(昭和から平成、1989年1月8日)は、世の中がバブル景気の最高潮の中での昭和天皇崩御によるものでありましたが、実際には前年の秋ごろから延命措置みたいなことが続けられ、いつ御隠れになられるか、ということが常に報道され、その影響で、崩御の前後数ヶ月間は、日本国中が、いわゆる“自粛ムード”になっていたのを今でも記憶しています。


一方で、日経平均株価が史上最高値38,915円87銭を記録したのは、この年の大納会(1989年12月29日)でのことでした。


ただ、この年の4月には消費税(3%)が導入され、またその翌年の1990年には大蔵省(現在の財務省)による土地取引に関する総量規制、また日銀による金融引き締め策(公定歩合の引き上げ)の影響により、株価暴落が起こり、1990年10月には株価が20,000円を割り込むなど、景気は一気に下降線をたどり始めるわけです。


まさに“バブル崩壊”の始りですね。


またその後も、ITバブルとその崩壊、リーマンショックによる世界同時株安などを繰り返し、経済的にはほとんど浮かばれることなく、失われた20年と云われる不況時代が続くわけですよね。


さらに、阪神淡路大震災、東日本大震災など、数多くの自然災害に見舞われたこともあり、私にとって平成時代には、あまりよい印象を持っていないんですよね。


ちなみに、よく考えて欲しいのですが、今年10月には消費税値上げの予定がありますし、日経平均株価も25,000円を越えられず、20,000円台前半を行ったりきたり、今後一年程度の間には、一時的に25,000~26,000円台まで伸びる可能性がないともいえませんが、逆に、昨今の景況が、純粋な国内需要から来るもの、というよりかは、どちらかといえば、訪日外国人頼みのインバウンド及びアウトバウンド需要から来るものと考えれば、いつ20,000円を割り込んでもおかしくないくらい、経済的にはかなりの不安定さがあります。


また、国際的な政治、経済での日本の影響力が相対的に低下がしている一方で、世界的には、米中貿易摩擦や南北朝鮮との関係、EUからの英国の離脱、中東での諸国間の派遣争いやテロ、といった多くの問題があり、直接的、間接的に関わらず、それらの影響を否応なく受ける、現在のグローバル化した世の中で、日本がどうやって生き残っていこうとしているのかも、いまいち方向性が見いだせていないのでは、というのが、私の現状の認識。


なので、ここしばらくのニュースで、何の根拠もなく、令和はいい時代になる、などと期待感ばかりが先行したようなコメントをしている人、とくに平成生まれの人たちにそのようなことをいうひとを多くみかけますが、これには非常に違和感を感じてしまう次第。


個人的には、根拠のない期待感は持つことはないので、粛々と新時代を迎えようと思います。


いずれにしても、上皇陛下(平成天皇)が、ご健在のうちに譲位出来たこと、またその在位中、常に象徴天皇としての自らの在り方を問い続けられたこと、さらに日本国の平和と、日本国民の安寧と幸せを想い続けてこられたことに敬意の念は惜しみませんが。


というわけで、今回の御代がわりは、私の中ではせいぜい、お正月がもう一回きた、くらいの感じですが、一応時代の変り目を記録として何か残しておこうと思い、思いついたのが、平成最後の日(4月30日)と、令和最初の日(5月1日)に同じ場所で御朱印を頂くこと。



そこで昨日、今日と、2日にわたり、初詣でや花見でも訪れる、近所の土佐稲荷神社へ足を運んできました。



ちなみに、土佐稲荷神社にかかわる日記は、2017年1月4日と2019年4月6日にも書いてますので、よかったら一度読んでみて下さい。


ところで巷ではこの数年、御朱印を集めるのが人気になっていますが、私も元々寺社仏閣に足を運ぶこと機会が多いので、これをきっかけに御朱印集めをはじめてみようと思います(笑)


では、令和元年最初の日記はこのあたりで失礼いたします。