ポリス、イギリスを満喫中と
言いたいとこだが

コロナ治りかけで
まだまだ身体が思うように元気にならないよう



多発性硬化症の薬クラドロビンのおかげで
現在、免疫力ほぼほぼゼロ

身体がずっと怠いそう


イギリスに出発するその前日、
ポリスのお兄さんから
僕も、多発性硬化症が発見された、と連絡がきた


多発性硬化症(MS)は、遺伝もある
彼らの叔父さんがこのMSで亡くなっている

当時は、特効薬もなく
今も完治できる薬はないが
だんだん身体が動かなくなり
最後は呼吸ができなくなり絶命する
なんとも悲惨な病だった



日照時間の少ない北欧、
ヨーロッパでは比較的知られている病気で
MSと聞くと
この国の人でも
癌になって
余命宣告を受けたぐらいの勢いで
同情される



幼い頃、親戚の叔父さんが
祖母が、知り合いのお父さんが
人生のどこかでMSという
不治の病で亡くなってる人を
知っている


ポリスのお兄さんは、
イギリスに住んでいる

昔は、海軍の特殊部隊にいた精鋭で
ちょっとやそっと痛い痛いぐらいでは
病院に行かない人


ポリスがMSを発症した際に、
その症状をお兄さんと話していたところ、
お兄さんにも似た症状があった


すごく疲れやすい
視力が驚くほど低下している
物をよく落とす

に加えて
腰痛から左足の感覚がなく
今ではマニュアルの車が運転できないという

急いで、病院で検査をするようにと
話していたのが数ヶ月前



昔から、両親や上司、警察、
誰のいうことも聞かないが、
唯一、可愛い弟のポリスの言うことだけは
聞くこの兄


ポリスに懇願されて検査を受けた


最初は、MSではないと診断されたようだが。
最近、MRIの結果が来て
MSだと最終判断がくだったよう

そして、MSに効く薬はないと
帰されたという驚くべき塩対応


日本では認可されていないが、
ポリスの飲んでいるクラドロピンは、
イギリスでも認可を受けている
薬がないなんてことはありえない


この塩対応に怒り奮闘の兄は、
2度と病院になど行くかと
言ってるらしい


おいおい
治療しないと
身体が動かなくなっていくぞ

現在は、ポリスが
セカンドオピニオンで他の病院に
いくように説得中

お兄さんの奥さんは、
私が言うと逆効果だからと
戦力にはならず

どこの病院がいいか
私も一緒に調べて
ポリスへ
いつのまにか
交渉人になったポリス

説得を試みる


オーストラリアでポリスが
専門医にたどり着くには
そう時間はかからなかった

耳鳴りから、耳のスペシャリストへ
MRIを取り、
急いで脳神経外科のスペシャリストに
紹介状をGPからもらうように言われ
GPで紹介状をもらい
脳神経外科のスペシャリストにアポが取れた

耳のスペシャリストから
脳神経外科のスペシャリストまで
2ケ月もかからずアポに漕ぎ着けた


それから半年ごとの経過観察を続け
1年半後にMSと診断が付き
現在は、クラドロピンで半年ごとに
検査と問診がある

このクラドロピンの経過観察と成果を
確認するのに
ドクターとの問診は
半年ほどあく

その間にMRIをとる


幸いなことに、
ポリスなので、検査代や治療費、薬が
保険で全て保証される


イギリスの病院事情は、
オーストラリアとは違うようで、
検査やアポまでに4、5ケ月かかるのが
当たり前のよう


お兄さんよ
怒ってる時間はない
すぐに予約せよ