すごくショックなことがあった


息子が8歳でテニスを始めた頃からの
テニスコーチが
母国オランダに永住帰国してしまった


困った時は、必ず助けてくれる
親戚のおじさん
いやテニスに詳しい
お兄ちゃんみたいな存在だった


息子が、ここまでテニスが上手くなったのも
間違いなく、このコーチのおかげ


息子は、8歳でテニスを始めた。
このコーチが、小学校の始まる前に
テニスクリニックを開催していた



同じクラスにこのコーチの息子もいた
(その彼は、今はプロテニスプレイヤー)

オーストラリアに来たばかりで、
私の英語も、当時は、中級手前、
ゆっくり話して貰えば理解はできるが、
聞き取りも、
話すこともまだまだ自信がなかった


息子を学校に迎えにいくと、
このコーチも
3人の子供のお迎えにいて

「次の学期は、テニスどうする?」なんて
よく話しかけられたのを
とてつもなく緊張して答えた16年前が
昨日のようだ


とても背が高くて、
いつもサングラスをしていて
テニスウエアに
ボールカートを引いて

息子は、どんどんテニスにのめり込み
いつしかこのコーチがいる
クラブチームにも
練習にいくようになった

1年半ぐらいお世話になり、
帰国せざるをえなかった私達は
一度日本へ帰国するのだが


帰国してからも、
メールで連絡をすると必ず返事をくれた


そして、4年後
再度、パースへ戻った際にも、
息子を州代表のトレーニングに招待してくれた

15歳から息子がアメリカにいくまでの5年間
息子のプライベートコーチも
引き受けてくれて


あちらこちらの遠征にも
連れて行ってくれた


リラックスしながらも
緻密な彼のトレーニングは
多くのジュニア選手を育てた






アメリカに息子が進学してからも
テニスでつまづくと
必ず頼るのは、このコーチだった


ポリスとの結婚式の二次会にもきてくれた


息子の手術が終われば
また、このコーチに
トレーニングをお願いできるだろう
だからそろそろ連絡しなきゃなと
思ってた矢先



彼が、年配の母親と時間を過ごすために
オランダに永住帰国したことを知った



おそらく、プロデビューした
息子のツアーに同行するにも
ヨーロッパにいた方が
都合もいいのだろう



会ってお別れが言いたかった
今まで伝えてない
お礼がいいたかった


ずっとパースのテニスコミュニティに
いる人だろうと
息子の練習に行けば
テニスの試合に行けば
会っていつも通り話ができるだろうと
そんな未来が当たり前にあると
そう思っていただけに



悲しくて涙がでるのは
なぜなんだろう


メッセージでお礼は伝えたけれど、

落ち着いたら電話をしてみようと思う



さよならを言わないで

いなくなるなんて、ひどいじゃないか

ってね



↑コーチ…………………… ↑その息子…….↑ジャコビッチ



全豪予選にもで始めた

コーチの息子

息子の小学校からの同級生

Tristan Schoolkate 

2年前に男子ダブルスで

Rincky Hijikataが優勝したけれど

ジュニア時代は、ずっと

このTristanとダブルスを組んでた


Tristanもすぐに有名なプロになる

そうすれば、父親のこのコーチも

TVの観客席でみえるかな