31歳で離婚をしてから、
色々な方に出会ったけれど、
真剣に一緒になりたいと思い
生活を共にした男性が2人いる。
両方ともオーストラリア生まれの
白人オーストラリア人だった。
30代で
一番再婚をしたい時期だったからか、
人間として、女性として、母としても
一番成長期する時期だったからか、
それはとても
バーナブルな愛だった。
たくさん愛し合ったし
たくさん楽しいこともあったけど、
たくさん悲しいこともあった。
結果的には、
両者とも、
浮気や風俗に入り込んで
それらの調査に、
本物顔負けの
探偵になったけど




彼らの携帯電話がどれだけ憎かっただろう
携帯電話なんてこの世からなくればいいのにと
真剣に思った。
見慣れない女の名前とその番号
ゴミ箱に移動されたチャット履歴
しまいには、
女の名前が男の名前に変わっていたり
いつのまにか
携帯ロック解除はプロ級に
相手の番号をブロックしたり
削除したり
パースのSEXワーカーって
自宅がベースなの
そこに24時間客がくるの
テキスト1つで交渉が済んで
普通の自宅に、友達の家に行く感覚で行って
済まして帰ってくるわけ
それも無数に
そんな女たちがごまんといるの
アジア人なんて
1時間本番で$80-$100とかよ
終いには、デーティングサイトに
作られた彼のプロファイルにアクセスして
僕はエイズ持ちで片足がありません
なんてプロフィール内容を書き換えもしたわ
正面切って対戦したこともあるし、
相手の旦那に密告したこともある
私をどん底に突き落としてきた
彼らの携帯電話とその男たち
携帯を見せて
なんて質問に
勿論、必死で抵抗されたわ
人の携帯を見たいなんて
お前の頭は狂ってる、と
何度も人格を否定された
間違った相手といると
本当に自分を傷つける
相手の携帯を盗み見るなんて
そうね、最悪な女だったけれども
驚くことに
ポリスの携帯は
一度も見たいと思ったことがない
ポリスが携帯をいじっていても
全く気にならない

ポリスという職業からか
20年の結婚生活一度も浮気をしなかったという
彼の証言があるからか
彼の人間性がそう思わせるのか

ある日、
イギリスの話をしていて
もしかしたら、
イギリスに隠し女がいたりして〜なんて、
本当に冗談でポリスをからかっていたら
携帯電話を差し出し笑顔で
僕の携帯は全て
君のもの
いつ見てもいいし
パスワードも教えたでしょ
君に隠すことは
何一つとしてないよ
といった。
この人
言った
安堵の涙が
ずっと昔にできた
大きな心の傷が泣いた
ずっと探していた
完璧な答えを
ポリスはいとも簡単に
私に言った

すごいねポリス
どうしてわかった
ずっと私が
探していた完璧な答え

すごいねぇポリス
なんでわかった?

すごいねぇ

すごいねぇ

何度もそう伝えた
自分軸になれるまで
何十年もかかった
初めての方初めまして
薔薇街道こんな過去