すっかり忘れてました。父の日でしたねぇ。
パパちゃんは父の日には、
今日は父の日だ、妹ちゃんからは◯◯◯をおもらったぞ。お前のプレゼントはなんだ?
てな連絡をオーストラリアまでよくしてきました。
「子ども日のプレゼントはもらってないからなぁ〜」なんて返事をして、今考えれば誕生日以外に何かプレゼントしたこともありませんでした。
誕生日プレゼントでさえ、催促をうけて、ようやく毎年送るようになりました。
感謝や想いを綴ったお手紙も書いた事はありませんでした。
子供の頃は、細かくて、いつ怒り出すかわからないパパちゃんが嫌いで、パパちゃんから逃げ回ってました。生意気で、大雑把な長女だった私は、格好の餌食だったんですね。よく怒られました。お尻もたくさん叩かれました。妹ちゃんは絶対怒られないのに。
まだ、パパちゃんが元気な頃、「お前はオーストラリアだしな、お前は自分のことしか考えてないからな、俺が介護が必要になってもお前は当てにしない。妹ちゃんにおしめを替えてもらうからいい」なんて事を言われてました。
だから、オーストラリアから帰ってきたときは、「こんな大変な時期に、泣かせるなぁ」と妹ちゃんに言ったそうです。
オーストラリアでドンドン具合が悪くなっていく、パパちゃんの情報を聞いて暮らすことなど、胸が潰れる想いで到底できませんでした。
旅立ちの前日、1人でベットから起き上がることが大変になったパパちゃんを、ベットから起こすと、パパちゃんは「すまないなぁ」と言いました。「いいのいいの、たくさん愛情をもらって育ててもらったから」なんて精一杯の愛の言葉を伝えると、「そんなに愛情をかけたかなぁ」なんて首を傾げていました。
たくさんたくさん愛されて、大事に育ててもらいましたね。だから、心のどこかがそれを覚えていて、あんなに嫌いだったパパちゃんが、こんなに愛おしいのです。
少し後悔の残る父の日
パパちゃん今日は父の日でしたよ。