たくさんのコメントありがとうございます。
お返事を書くとまた泣いてしまいそうなので、どうかご容赦ください。何度も何度も読ませていただき元気をもらっています。
私のブログにお越しいただく方には、今まさに癌の治療をされていらっしゃる方、緩和ケアを選ばれていらっしゃる方、父の旅立ちを書くことはその方達にネガティブな印象を与えてしまうのではないかと、書くことを悩みました。どうかお気持ちを落とされることがありませんよにお願いです。
俺が死んでも泣くなよ〜、がパパちゃんの口癖でした。泣くわ、普通泣くでしょ、と私。このやり取りを何度したことでしょう。旅立つ直前にパパちゃんの喉がゴロゴロなり出した時、話しかけなければと思い、ゆっくりはっきり想いを伝え続けました。耳と鼻は最後まで機能してるんですって。だから聞こえてるんです。答えられるほどの力はありませんが。ゴロゴロ喉がなり、呼吸が荒くなり苦しそうに見えますが、本人は苦しくないそうです。自宅で看取る事には、とても不安がありましたが、あんなにも尊い時間を過ごせたことは、宝です。いつもの自分の部屋とベットで家族の声を聞きながら旅立てるなんて幸せですね。
(高知県厚生病院 ホスピスがだした末期癌患者さんご家族のための 在宅療養マニュアル を読み知りました。 この11、12ページに書いてある旅立ちまでの体のプロセスを何度も読んだり、終末期・死へのプロセス
migaramigaraのブログ/癌無治療さんの2018/05/21周末期/死期へのプロセスを読み漁りました)
癌になる前から、私が幼い頃から、俺が亡くなっても坊主は呼ぶな!通夜・葬式の禁止。お前たちだけで埋葬して散骨するんだぞと言われてきました。
そして、机にある木箱だけは捨てるな、と言われていた木箱から10年前に書いた遺言書が見つかりました。家族への想いでも書いてあるかと思いきや、実に率直に命令口調でパパちゃんのして欲しくない禁止事項が書いてありました。
その中にやはり
1、通夜・葬式の禁止
2、火葬場へは、子・孫のみ、妹ちゃんの旦那ちゃんは例外
3、4、、、、と書かれていました
パパちゃんらいしいと思わず笑ってしまいました。
旅立った翌日、遺言どうり妹、弟、妹ちゃんの旦那さんと私で火葬場へ行きました。
妹ちゃんは、緑
弟ちゃんは、ピンク (弟ちゃんもいます)
私は、黄色
旦那ちゃんは、紺
色の洋服を着て、坊主もお経もなくお見送りしました。あの黒い色とお経は悲しみを助長させますね。嫌いです。(注:葬儀屋さんにも確認しました。黒以外の普段着で送り出すことが火葬場へのマナー違反にならないかと。勿論、問題がないと。故人を送り出すことに制限などつけられないと教えてもらいました。)
オーストラリアのお葬式はカラフルで、故人の旅立ちを祝う式なので、パパちゃんの意向も踏まえて、和気あいあい送り出しましたよ。
逢えなくなるのは、とてもさみしいけれども、
パパちゃんは、パパちゃんの人生を全うしました。
病に勝ち負けはありません。病が治ることもあれば治らないこともあります。でも、それを勝ち負けで表現することは間違っていると思います。
人間にはそれぞれの寿命があります。
それは勝ち負けの上に存在するものではないはずです。
みなさんの日々が、1つでも多くの喜びや楽しみに包まれていますように。いつもありがとうございます。