大学病院で妹がとったメモ
検査の結果
妹に文字で送ってもらった
食道→つまり気味
リンパ→胃の上側、内側に転移
胃壁→転移
肝臓→上転移
腎臓→腫瘍(かげがある)
気管支→転移
大動脈左→転移?
身体全体に回す点滴、抗癌剤
5~6週間に1回
始めは2週間位入院
ただ、癌細胞が小さくなった時に、癒着していた箇所がさけて、突然死の可能性もあると言う事
貧血やフラつきは、癌細胞がある為起こっている可能性がある
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2月の時点でステージ3
4月の検査で上記の結果
やっと治療をすると
前向きになりだした父は
最初に戻り
治療はしない
緩和ケア
今回検査を受けた大学病院の先生が
ホームドクターにお手紙を書いてくれると
放射線治療で痛みを取るための治療をするのか、緩和ケアを選ばれるのか
ご家族で話し合ってください、と
こんなにたくさん転移をしていたら
もう何もできないって事ですよね?
半年前に癌が分かった時に
帰国してでも説得して
検査に連れて
治療を受けるように
説得すればよかった
怒鳴られても
怒られても
そうすればよかった
今日もテレビ電話で
怒られた
俺の人生で
俺の体なんだ
お前のアドバイスなどいらないって
俺に意見するな、と
メソメソ泣くな
お前は馬鹿かって
「死」は敵ではない
それでも最愛の家族との
(昔は誰よりも嫌いだったけど)
別れが近ずく時
何ができる
早く帰って
話がしたい
怒鳴られても
怒られてもいい
側にいて
少しでも痛みや
悲しみが和らげばいい
父へのラブレター
私の身体には半分
あなたの血が流れるのですね
それを今ほど嬉しく思う日はありません
早く帰るからね
まだ内緒だけど
怒られた分
たくさん驚かしてやる