今回のことで、初めてカウンセリングを受けるようになりました。


最初の始まりは、勿論、日々普通でない環境にいたので、気持ちは限界でしたが、危険を感じた日、この日を境にまずホームドクターに行きました。

この国は、耳鼻科に行くにも、皮膚科に行くにも、専門医に会う以前に、ホームドクターと呼ばれるドクターの診察を受け(日本でいうと内科医?)、その後、専門医を紹介されて治療を受けます。

以前にも書きましたが、それ以降この2ケ月で計6回のカウンセリングを受けました。
最近の1回を除いては、もう大泣きです。葛藤や絶望、羞恥心で心はぐちゃぐちゃです。

いい大人なのに、こんな事が起こってて恥ずかしい、そして出口の見えない迷路で手がかりもなく、苦しみもがく孤独感と絶望感、それでもなんとかごまかし、紛らわす心が本当に壊れる寸前でした。


こっちに永住する友達はみんないいお家に住み、いい仕事を持つ旦那さんがいる、とてもこんな恥ずかしい話などできない。日本の家族や友達にはビザの事や状況がわからず何となく話が通じにくい、完全に1人ぼっちでした。


精神科医の先生と話をすると、いつも心が落ち着いて、本当に相性のいい先生に会えたなと思います。優しい笑顔、穏やかなオーラ、話を聞いてもらっているだけで、居心地が良くて、安全で、守られてるという絶対的な安心感を感じるのです。



決して、ジャッチすることなく、否定することなく、いい加減に回答することなく、私がそこまで情報いらないというくらい、カウンセリングが終わってもドメスティックバイオレンスのサポート情報を送ってくれました。私を救い出そうと、こっちだよ、こっちだよ、準備ができたらこっちにおいでって、今思えばそうサインを送り続けてくれたのだと思います。

移民専門の弁護士こまわり君を紹介してくれたのも、この精神科医でした。あの日、ホームドクターに行かなければ、この精神科医にも会えなかったし、こまわり君にも会えませんでした。
未だオンボロ屋敷で苦しみもがいてたのかと思うと、動悸がします。


そんな精神科医の先生からのメディカルレポートには、私の生い立ちから、Timとの出会い、私がこの国に来た理由、隠されたTimのマリファナ常習歴と売春婦常習、ビザスポンサーを利用した脅迫、愛犬JDへの動物虐待、今までどれだけMatsukoが金銭的に、精神的に、身体的に彼を支えてきたかの様子、その全てがもたらしたMatsukoの精神状態の説明、はっきりとMatsukoはドメスティックバイオレンスによる被害者だと明記された6枚にもわたるメディカルレポートを読んだときは泣けました。

一歩進んでは二歩下がる
それでも明日はまた一歩進む
そのうち後ろにさがらなくなるから大丈夫



足、開いてますよw