
シミュレーションの条件として、
1.職業・・・看護師
2.英語レベル・・・大学卒業までにIELTS all 7取得(Proficient English)
とします
看護師は、移住の職業として、人気ですね

また、IELTTS all 7は、Skills Assessmentをパスする条件ですので、この189visa申請時にも 同じテストの結果を利用するとしましょう

また、パートナーやCCT テストのポイントは無いものとします

また、オーストラリアの大学は、日本人に人気の都市 シドニーやメルボルン・ブリスベンにあるとしましょう



つまり、地方の大学ではないって事です


オーストラリア大学卒業時には、22歳

もちろん、日本での看護師としての職歴はありません

この場合、大学卒業ホヤホヤ時点では、55ポイントしかありません

卒業後 2年オーストラリアで働いて、24歳の時点で 60点

まだまだ、全然 看護師のカットオフポイント 80点に足りません

では、さらに2年働き、オーストラリアでの職歴が4年、年齢26歳では、、、
70ポイント



いや、、、足りない!
ここで要注意なのが、通常 オーストラリアの大学を卒業後には、Temporary Graduate Visaを取得し、継続してオーストラリアに滞在し 職歴を増やすケースが殆ど
しかし、Temporary Graduate Visaは 2年か4年のビザのみ





ちなみに、2年、4年の違いは、所得している資格・英語レベルで判断されます
つまり、ポイントを稼ぐために 4年以上卒業後働きたくても、ビザが切れてしまうのです



恐ろしい事に、、、、
で、どうやって 80ポイントに上げる



方法1. 地方の大学に行き 5ポイント獲得
方法2. IELTS all 8以上取得して 5ポイント獲得
方法3. 大学卒業までに NAATIのCCL testに合格して 5ポイント獲得
方法4. 博士号取得して 5ポイント獲得
、、、など、底上げが必要です
つまり、大学選びから 慎重になる必要があります

シミュレーション2 日本で看護学校(3年制)を卒業し 日本で3年間の職歴がある、その後オーストラリアの大学に入学
この場合、オーストラリアにやって来たのは 24〜25歳とします
そして、残念ながら日本の看護師免許は オーストラリアで認定されませんので、オーストラリアの大学に行き、Registered Nurseの学位を 28〜29歳で取得したとします
大学卒業時には、65ポイント

1年以上〜3年未満オーストラリアで働くと 70ポイント

3年以上〜4年未満 32〜33歳で、75ポイント



カットオフの80ポイントまで、あと少し足りません!
やはり、地方の大学を選ぶなど、対策が必要ですね

また、このシミュレーションでは、渡豪後 すぐにオーストラリアの大学に入学することになっています
しかし、実際には、日本の仕事始めは 4月、オーストラリアの大学スタートは 1月または 8月なので、少しギャップがある事に 注目すべきです

つまり、オーストラリア大学入学に合わせて12月に退社した場合、その年の4月から12月までの職歴は 1年に満たないという事です

また、渡豪後直ぐに大学入学入れる英語力の有無も ポイント影響します

このポイントシステムに加算される オーストラリア以外での国での職歴は、EOI提出時より10年以内の職歴のみ
つまり、オーストラリア大学入学前に 2年間英語を勉強+大学4年間+オーストラリアで3年間働いた場合、EOI提出時は 渡豪9年目、、、、
てことは、日本での職歴をポイントに加算することは 大変難しくなります







つまり、どういうこと、、???
以前は かなり簡単だった189Visa、、、
しかし、そんな事は とうの昔、、、、
今では 最低 80ポイントないと 安心できない、、、
という事は、大学を選ぶ・在学中に 様々な対策が必要となります
方法2. IELTS all 8以上取得して 5ポイント獲得
方法3. 大学卒業までに NAATIのCCL testに合格して 5ポイント獲得
、、、は、在学中に達成する事も 可能ですね

一番困るのはですね、留学サポート会社が きちんとしたカットオフ値を知らないって事ですよ、、、



オーストラリアで永住権取得を目指して 留学しよう!と呼びかけておきながら、いまだに 全てのカットオフが70だと信じている方もおられるようで、、、

そのような方が、永住権取得・189ビザ取得のために いかにポイントを稼ぐべきなのか、きちんと顧客にアドバイスをしてあるのかどうか 疑問です、、、

エージェントに頼りっきりになるのではなく、自分自身できちんと 何が目標で 何が必要なのか理解する必要があります





もちろん これは今現在、2019年7月時点でのお話です
今後もしかしたら、規制が緩くなり、ポイントのカットオフ値がさがる可能性もありますし、逆に どんどん上がっていく可能性もあります