先ほどインターネットである事を検索しようとしてグーグル(www.google.com)に行ったら、メイン画面のロゴで日本人のイラストが使用されていた。

 

 

そして、何枚かの絵による紙芝居的なスライドにもなっている(↓)

 

 

そう、それは柔道(正式名称:日本傳講道館柔道)の創始者 嘉納治五郎だ。画像にカーソルを合わせると「Kanō Jigorō's 161st Birthday」と出てきて、生きていれば今日が161才の誕生日だということが分かる。柔道家としてだけではなく、1909年にアジア人初の国際オリンピック委員会(IOC)の委員になった人物ということで、世界的にも評価が高いのであろう。

 

それに、嘉納治五郎は学習院の教頭や東京高等師範学校(現筑波大学)校長を務めるなど教育者でもあり、彼の文献をまとめた「私の生涯と柔道」という本を読むと、いかに教育者として優れていたかが分かる。私は、数年前にこれを読んでから、「嘉納治五郎はお札の肖像画に使われるにふさわしい人物だ」と強く思っている。

 

 

この本は「Mind Over Muscle(マインド・オーヴァー・マッスル)」という題で英訳もされており、仲良くなったオーストラリア人柔道家に薦めたり誕生日に贈ったりしている。私ももちろん一冊持っている。